見えない編み目にフックをかける

掃除から始める

友人の哲学者、苫野一徳さんと対談した時に、こんなことをお話しされていた。「何をやればいいのかわからない、と悩む子には、台所でも良い、部屋でも良い、まずは掃除から始めると良いよ。とアドバイスしています。」と。

また別の友人。お坊さんの松本昭圭さんは、#templemorningという活動を通じて、朝のお寺の掃除メンバーを定期的にツイッターで募集されているのだけど、「人とのつながりを求める方々が応募してきます。そして、掃除、というのがポイントなんです。」とお話しされてました。

哲学者、お坊さん。立場も、学んできたことも違う二人が、揃って「掃除」と言う。これは一体、なんなんだ?… READ MORE

やさしさ、 ってなんだっけ

僕はよく「やさしい」という言葉をよく使います。CAMPFIREの行動指針にも「他者にやさしくあろう」とはっきりと入っています。他の活動や発言にも、結構昔から使っているはずです。

周囲の子やスタッフにもよく聞かれます。家入さんの言う「やさしさ」ってなんですか、と。それは甘やかしと違うんですか。そう。「やさしさ」と「甘やかし」。似てるようで違う。違うようで似てる。

でも僕の中では、明確に、定義が違います。

「甘やかし」とは、自分が嫌われることを恐れるあまりに、相手に伝えるべきことを伝えられず、結局、相手の行動や全てを受け入れてしまう態度。弱さ。

「やさしさ」とは、時には嫌われようとも、時には厳しくとも、相手のことを思って、見返りを求めずに行動や発言をできる態度。強さ。… READ MORE

他力であれ

一番好きな言葉はやはり「他力本願」で、一番嫌いな言葉はやはり「自己責任」ですね。

「他力」「他力本願」という言葉を今では甘えなどのネガティブに捉える人も多いですが、本来の意味は、何もかも「自力」でやれると思うことのおこがましさ、そして「自力で俺はこれまでやってきた」と言う人が、どれだけ周りに助けられてきたか、を戒める言葉ですからね。

なんでも自分ひとりで出来ると抱え込むな、なんでも自分ひとりでやれると過信するな、なんでも自分ひとりでやってきたと驕るな、これを戒める言葉が「他力」です。… READ MORE

16歳

本日16歳の子がCAMPFIREに入社した。奇しくも本日、16歳の子たちがやっているe-sports企業にNOWとして出資した。学校で学ぶことは本当に尊いが、もはや居場所や選択肢は、学校以外にも存在する。だから学校に馴染めなくとも、いじめられても、きっとあなたの居場所はある。…‬と、声を大にして伝え続けたい。かつてそうだった自分が大きくなった今できることは、下の世代に居場所を提供し続けることだと信じて。… READ MORE

プラットフォームとしての態度

CAMPFIREの災害時の対応スピードが早いという有難いお言葉をたくさんいただいてますが、「こういう時に動かなくてなにがプラットフォームだ」という思いがCAMPFIREスタッフみんなにあります。現地の方々はもちろん、すぐに支援に動いてる皆さんのために何ができるのか。常に問い続けたいと思う。

支援する理由はそれぞれで良いと本当に思います。「やらぬ善よりやる偽善」なんて言葉もありますが、僕はあまり好きな言葉ではありません。善だとも偽善だとも分けず、ただ自分が応援したいからした、それで良いと思います。

あえて言いますが、これから起業したい子、既に起業してる子問わずプラットフォームをやってるのであれば、こういう災害が起きた時に無関心を決め込むのは、本当に格好悪いと思います。別に大小では無い、自分にできることをただやる、それで良い。それすらも表明出来ない起業なんか、やるべきじゃない。… READ MORE

善だとか偽善だとか

CAMPFIREで募集している北海道震災支援について、「偽善ですが支援します」という断りを入れてつぶやく方が本当に多い。もちろんとてもその行為自体には感謝しているしありがたいが、目の前で困っている人に手を差し伸べるのに、いちいち”善”だとか”偽善”だとか言う必要は無い、と僕は思っています。人と人は分かり合えない、と言う前提に、それでも手を差し伸べたい時は、見返りを求めず一方的にやれば良い。そこには善も偽善も無い。

僕らは「他人の痛みがわかる人間になりなさい」なんて育てられたが、それは幻想で、他人の痛みなんて当事者以外わかるわけないんだよね。それでも、目の前で血を流している人がいたら咄嗟に手を差し伸べるはず。人と人はわかりあえないが、一方的に思いやることは出来る。それは善も偽善も超えている。… READ MORE

ハードシングスとメンタルヘルス

イーロンマスクのインタビューもあったけど、前々より進めている起業家のメンタルヘルスケアプログラム、少しずつですが前に進めています。丁寧に、かつVC同士協調しながら、ダイナミックにやっていきたい。起業家でもある僕が、投資先の起業家のしんどい気持ちを汲んであげられる部分でもあると信じて。

起業家のメンタルヘルス問題が、企業のリタイアの大半を占めると思うんですよね。もちろん心が折れてしまった起業家に「もっと頑張れ」なんて言うつもりは無い。ただ、心が折れる前に、ちょっとしんどそうだな、というタイミングから、ちゃんとケア出来ればまた違う結果になったのでは、という事も多い。… READ MORE

螺旋状に、上へ上へ

オンラインカウンセリングcotree櫻本さんのある日のツイート。

「社会を変える」という言葉に違和感があるのは、それが学生運動のような「既存の権力に立ち向かい、闘い、破壊する」というニュアンスを含むから。私たちは、社会を変えようとしているのではなく、私たちのまわりに小さな社会を「つくって」いるのだと思う。だから、別に誰とも闘う必要がない。

— 櫻本真理 | takk!/cotree/U2plus (@marisakura) 2018年7月22日

僕も同感で、意識的に「変える」「破壊する」という言葉は使わないようにしています。かわりに「アップデートする」をよく使います。オールユアーズの木村さんは「溶かす」と言うそう。こちらも良いね。… READ MORE

PoliPoliに投資させていただきました

テクノロジーで政治をアップデートする、というPoliPoliのプロダクト、そしてチームの思想・理念、哲学に共感しましたので、株主という形で応援させていただくことになりました!

ネット選挙解禁後初となる2014年東京都知事選に出馬したのには3つの理由がありました。1.生きづらさを抱える人の居場所づくりを政治を通じて実現したかったこと。2.選挙においてネットをフル活用した民主的な仕組みをつくること。3.30-40代の立候補者がひとりもいなかったこと。

若い立候補者がいないということは、僕らの声の代弁者がいないということ。とても危機感を覚えました。このまま政治に遠くから文句を言いつづけたり、逆に無関心を決め込むのは、僕らが歳をとった時に「ああこの国にいてよかった」と思える社会づくりを放棄することなのではないか、と。… READ MORE

#起業しろ の重み

Skyland Ventures “起業しろ” 木下くんと、GOJO&Companyの慎泰俊さんがツイッターでバトルを。

ひたすら他人に起業しろって言っている人、冗談か無自覚だとは思うけど、起業できるのっていろいろとラッキーな人(やりたいことがある、家や実家の家計の心配をしなくてもいい、など)が出来ることであって、そういうのに自覚的でなさそうで僕は聞いてて若干悲しくなる。

— Taejun (@81TJ) 2018年6月15日

これは僕のことかな!起業するもしないも本人の自由ですが、起業してそこで何か大きなものが産まれていく可能性にかける方が人類の進化のために大事かなと思ってます。… READ MORE

短期的な別れは別れではない

経営やリバ邸なんかをやってるとたくさんの出会いや別れ、タイミングによる縁の無さなどを日々実感する訳だけど、人との付き合いを短期的に考えてないので、別れ自体はそんなに悲観的ではない(死別は抜きにして)。5年10年スパンでまた再開したり共に仕事をしたりといったことは全くもってある。

一期一会だとか、繋がりを大事にするとか、そういう話でも無くて。むしろ大事にしすぎるあまりに、お互い固執し時間を無駄にした挙句、悪感情を抱いたまま別れることになりかねない。それこそ関係を短期的にしか見てないからこそ、大事にしちゃうんだよね。

人との付き合いはストックでは無くフローで。別れ際に悪感情を抱いてしまうことや、それを当たり散らしてしまうことは本当にもったいない。それは、人付き合いを短期的にしか考えてないからなのだ。長く生きてると、またどこかで合流したり、共に歩むこともある。短期的な別れは、別れではない。… READ MORE

哲学なき起業

哲学や思想、知性なき起業・企業は選ばれない時代になっていくと思います。ぼく自身が関わり支援するスタートアップもそうありたい。

知的・知性とは、常に傾聴し、謙虚に学ぶ気持ちを忘れない、ということだと思っています。人はすぐ「自分は何でも知っている」「自分の経験的にそれはうまくいかない」「自分の直感を信じろ」なんて、答え”らしきもの”をすぐに出してしまう。たかだか数十年しか生きてない人生の中でのわずかな成功体験に、再現性を求めてしまう生き物なのかも知れない。

知性とは、過去を悔やまず歴史に学び、明日を恐れず未来を想像しながらも、今をひたむきに生きる、ということなのかもね。… READ MORE

宗教とファッション

言語が生まれた瞬間に地球と切り離されてしまった人類において「客観」が生まれた、その客観を埋めるのが原始宗教であり、ファッションである、そう考えると宗教とファッションは切り離せない。裏を返せば、宗教もファッションも言語と共に生まれたとも言える。

日本人は無宗教だとも言われるが、僕はそうは思わない。現に、お守りをハサミで切ることは出来ないし、これだけ占いが氾濫してる国も珍しい。人はスピリチュアル(人知を超えたなにか)に拠り所を求める生き物だし、「お天道様が見てる」が日本人の道徳観に繋がっている。

日本=多神教、八百万の神、だからこそ「空気」という絶対神が、学校や会社や社会でその都度生まれる、という説は納得感あるのだけど、異議申立てたい気持ちもある。… READ MORE

友人へ

死を想うということ。目を背けずに死を見つめることで生の輪郭を描くということ。残された人がその人の死の意味を見出すこと。見出だして尊重すること。尊重して背負うということ。あまりにも突然過ぎてまだ受け入れられないが、その死を尊重します。ご冥福をお祈りします。… READ MORE