イケハヤランドに行ってきた

イケハヤランド。なんだかんだ批判されて、すぐ帰ってくるだろと言われても、着々とコミュニティを高知の山奥で形成し始めている彼は、本当にすごいと思いますよ。年収150万で生きて行くとかいいながら今はめちゃ稼いでるし笑。限界集落で生きながら外貨を稼ぐという新しいモデルを作ってる。

彼に限らず、ネットやソーシャルでは見えない、地味で辛い、仕事や作業の日々の積み重ねが、今に繋がってるのだなと感じます。アブやブヨ、スズメバチ、マムシなどと付き合いながら、草に負けながら草刈りをし、冬はマイナス10度で雪が積もる山の中で生きるということ。

イケダハヤトは生まれながらにしていきなりイケダハヤトなのではない。堀江さんも孫さんもそうでしょう。決して表には出てこない、地味な積み重ねで今がある。誰しも最初はフォロワー0からヨーイドンで始まるのですよね。ワープ出来る人間なんてこの世にはいない。… READ MORE

評価経済について

ポジティブとかネガティブとかではなく、楽観主義でも悲観主義でもなく、否が応でもやってくる避けられない未来に対して、自分がどういう態度でいられるか、が大事だと思ってます。そういう意味で、例えば評価経済なるものにも、常に負の側面も含めて向き合っていたいと思います。

なので、そういった意味で、評価経済万歳!という立場ではないです。シェアリングエコノミーも、人工知能も、ブロックチェーンも、全てそうですね。本当に大事なことは、0と1の間にグラデーションのように存在すると思っています。… READ MORE

あなたは3万円をどう稼ぎますか

例えばpolcaでの「3万円を集めてフリーペーパーを作りたい!」みたいな企画。「3万円くらいの金額、バイトして稼げ!」という人も世間一般にはたくさんいるが、「3万円くらいだったら300円を100人で支援したほうが楽しい!」と思う人たちもたくさんいる。同じ「3万円くらい」でも考え方に差が出る。

もちろん、自分ひとりでバイトで稼いだ3万円もとても尊い。だが300円を支援してくれる100人の存在は、これからどんな活動をして行くにしても心強い仲間になる。

大阪の路上で5円玉を5円で売ってるおじいちゃんがいる、という話。5円を支払うと、5円玉を買える。この話を聞くと誰しもが「意味あんの?」と思う。ただその5円のやりとりの際に会話が生まれる。コミュニケーションがそこにある。5円は行って来いで戻ってくるが、新しい価値がそこに生まれてる。… READ MORE

CASHというモデル

CASHという天才的なモデルから学ぶこととしては、現状のCtoCモデルが一旦終焉に向かってるのではないかという仮説。つまり、出品者に対しての「売れるも売れないもあなた次第」という態度が機能不全を起こし始めているのかも。メルカリに出すのすら面倒くさい人という人が実は多いという事実。

これはメルカリに限らずあらゆるCtoCビジネス、もちろん僕らのクラウドファンディングなどについても言えることなので、さらなる考察が必要ですね。

例えばクラウドファンディングなら先にお金をプラットフォームから都合つけてあげる、クラウドソーシングならあらかじめプラットフォーム側でクラウドワーカーの時間を買いあげておいて、後ほど配分する、などですね。お金の流れがさらに変わる。… READ MORE

評価経済のその先

評価経済の本質とは単純に評価を金に変えることでは無いと思っています。それでは従来の経済と変わらない。明日食う物に困った時に、その人の評価を元に、知らない人が米をくれる、魚をくれる、お金をくれる、そうやってセーフティネット的に存在するコミュニティこそが、評価経済の本質であると思う。

評価経済、シェアエコ自体は避けることの出来ない未来だが、その側面として、常にいい人でいなきゃいけないという同調圧力が働く世界になるだろう。例えばUBERのドライバーがお客さんに一言でも悪態をつこうものなら、客もつかなくなり、AirBnBでも泊まれなくなる、そんな世界がやってくる。… READ MORE

経営者の敗北

相談ならどれだけでも乗るが、一言でも「辞める」と明言された場合には絶対に引き止めないというポリシーを僕は最初の起業から徹底してます。なぜならそれは軽々しく口にすべき言葉では無いし、覚悟の上ならなおさら、引き止めるという行為は相手に対して失礼にあたると感じるからです。

その代わり、辞めた後やっぱり戻ってくるのは全くもって自由で、いつでもどうぞ、というスタンスです。流動性を高めるという観点でも、プラットフォームも会社も人付き合いも、そうあるべきだと思っています。

もちろん仲間がいなくなるのは辛いし寂しいし悔しいしなにより申し訳ないし、「引き止めない」なんてことを言ってるのは、もしかしたら自分が傷つきたく無いだけの、ただの強がりなのかもしれません。仲間が辞めるということは「まだここにいたい」と思わせられなかった、経営者の敗北なのです… READ MORE

【九州北部豪雨災害】緊急支援金募集

2017年7月5日からの豪雨により、九州の各地で多くの被害が出ています。CAMPFIREは、被災者支援を目的に緊急支援の募集をしておりましたが、おかげさまで支援金が600万円を超えました。ありがとうございます。この支援に際しては弊社にて全額手数料を負担し、みなさまから集まった支援金の全額を被災地に届けます。

熊本の震災の時もですが、プラットフォーマーである僕ら自身がこうやってプロジェクトを立ち上げることに社内でも議論はありましたが、1日でも早く支援するためにまずは動こうという結論になりました。今後はこういった緊急事態にすぐに動けるようNPOさんとも連携して体制をつくっていきたいです。… READ MORE

“創造的であれ”という呪い

「これはいかん」気もするが、むしろ「これはいかん」と言われ続けた結果のような気もしてなんとも…うーん

Adobeの若年層(12-18歳)に関する衝撃的な調査発表。- Togetterまとめ https://togetter.com/li/1130045

「創造的・個性的であれ」「夢を持て」なんてのはそりゃそうだと思うが、叶えられなかった大人の夢を、下の世代に呪いのようにバトンタッチし続けた結果のような。子供に限らず僕は不必要に上の様な言葉で煽らないよう気をつけているつもり。創造的でなくとも目の前の仕事に打ちこむ態度は美しいですよ

僕自身、未だにかつて大人に言われ続けた「個性的であれ」「大きな夢を持て」みたいな言葉に呪われ続けてる気がするよ。他者に無理やり膨らまされる、中身のない自意識は、風船のように破裂寸前までパンパンになってしまう。子供にそれを強いるのは、あまりにも辛いことだ。… READ MORE

「ここにいてよかった」と思える場所を目指して

7月に入り、CAMPFIREに新しい仲間が6人も増えました。トータル70人を超えるチームに。1年前は10人満たなかったのに、増えましたね。

仲間が増えるということは、とても、嬉しいです。会社を立ち上げ、経営する醍醐味といってもいいでしょう。自分1人じゃ決して出来なかったことが、みんなの力で少しずつ出来るようになる。表現の幅が広がっていく。子供の頃にみたクレイアニメのように、仲間が1人増えるたび、その色が混じりあい、組織全体の色もまた変わっていく。そんな感覚です。

それと同時に、気が引き締まる瞬間でもあります。会社とは人生の中でかなりの時間を占める場所です。そこで働く1人1人の人生に与える影響も少なくないでしょう。経営者として、責任を感じます。… READ MORE

ソーシャルグッドな働き方

‪CAMPFIREは複・副業全くもってオッケーなので自分の会社持ってる執行役員や社員もいますし、これからおにぎり屋をやろうとしてる子もいます‬。

労働人口の低下、経済の縮小などを考えると、心や体のケア、出産育児、親の介護など、国や行政がカバーできなくなる分野を、会社が面倒見なければならない時代になるだろう、そのためにはこれからの働き方や制度はいろいろと実験していかねば。豊かさだけを求めてれば幸せになれた時代のその先を。

ここら辺はいまCHO(Happy Officer笑)といろいろこれから実験していこうと話しているところだったりする。ソーシャルグッドな働き方、居場所を目指して。… READ MORE

生きづらさに世界をあわせる

起業家なんてのは往々にして社会不適合者で、今の社会に無理に自分をあわせて生きづらさを抱えながら生きるよりも、自分のような人間でも生きやすくなる理想の社会をつくるほうが早いしみんなも喜ぶのではないか、と独善的に動く人間たちなのかもな。

僕は起業しようとしている若い子からの投資相談を受けると、事業計画なんかより、どんな生きづらさを抱えているのかを聞く。過去の辛い体験、劣等感、嫉妬など。「そんなの無いです!」みたいな子もいるが(言えないだけかもしれないね)、そんな起業家に僕の投資は必要ないと思っているので他の投資家をつなぐことにしている。

これまで50社近く個人的にスタートアップに出資・支援してきたが、生きづらさを抱えた起業家は何度もピボットしてでも踏ん張り続けるので、生きづらさをしっかりヒアリングする方が結果的に、事業計画を作り込ませたりDDしっかりやるより成功角度は高いんじゃないかって気もする。もちろんシード段階だから出来ることでもあるのだろう。… READ MORE

田原総一朗さんのバースデー

田原総一朗さんの83歳のバースデーでした。毎年こうしてご一緒にお祝いすることが出来て本当に嬉しいです。見識の深さ、そして切れ、日本の宝です。「家入くんはこんな感じだけどなんだかみんな頼りにしちゃうんだよね」なんてありがたいお言葉いただきました。誕生日おめでとうございます!

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夢は叶う、という嘘

例え有名アーティストでも無名アーティストでも、金額が大きくても小さくても、「挑戦」という名の、小さな火を灯そうとする行為に、貴賎などはないと思っています。放っておいても格差が広がってく世界で、誰しもが声をあげられること、それこそが大事だとCAMPFIRE は考えています。

声をあげた先に、目標に達する方もいれば、達さない方もいる。それは事実。だからこそ、僕らは「クラウドファンディングで夢は叶います、叶えましょう」なんて嘘は、絶対につかないように心がけてます。夢は叶わないことの方が多い。でも誰しも声を上げることはできる。それが民主化ということだと信じています。… READ MORE