All posts tagged “スタートアップ

哲学なき起業

哲学や思想、知性なき起業・企業は選ばれない時代になっていくと思います。ぼく自身が関わり支援するスタートアップもそうありたい。

知的・知性とは、常に傾聴し、謙虚に学ぶ気持ちを忘れない、ということだと思っています。人はすぐ「自分は何でも知っている」「自分の経験的にそれはうまくいかない」「自分の直感を信じろ」なんて、答え”らしきもの”をすぐに出してしまう。たかだか数十年しか生きてない人生の中でのわずかな成功体験に、再現性を求めてしまう生き物なのかも知れない。

知性とは、過去を悔やまず歴史に学び、明日を恐れず未来を想像しながらも、今をひたむきに生きる、ということなのかもね。… READ MORE

巨人の足元に穴を掘る

大手競合が既にいるということは、自分たちがこれからスタートアップでその領域を攻めるということをやめる理由にはならない。それでやめてたらアップルもLINEもメルカリもそもそも生まれてない。「大手がいるからやめた方がいい」なんてアドバイスしてくる人は、意外と身近に多いものなんだよね。

弱者としてのスタートアップの戦略は、巨人が気づかないうちに(もしくは鼻で笑われてる間に)巨人の足元に局所戦で穴を掘り続けてすっ転ばせること、逆にいうと強者としての巨人の戦略は、そうやって局所戦に持ち込んでくるスタートアップをミートして足で踏み潰し続けること。

大手競合がいることも、市場が無いことも、自分たちが信じてやるべきことを、やめるような理由には別にならないです。やるべき理由より、やめるべき理由を人はたくさん思いつく。そういった意味では戦うべき敵は自分自身なのかもね。力の無いうちは、例え竹槍しかなくてもゲリラ戦で戦い続けるしかない。農民一揆のように。… READ MORE

T君が童貞を捨てる日

僕は未だにMediumの使い方がわからないでいる。ちゃんとした記事を書かなきゃいけないのか?ちゃんとした記事を書けばハートみたいなのがもっと増えるのか?ちゃんとした記事ってなんだ?よくわからない。とりあえず日記を書いてみる。

今日は鶴ちゃんと甚田とT君とお茶をした。主にインターネットとスタートアップ界隈の話で盛り上がったのだが、T君は一人でずっとセックスの話をしていた。どうやらセックスがしたくてしたくてしようが無いらしい。彼は狂うほどセックスをするために、インターネット界で成功したいのだ。彼は童貞の若者なのであるが、その話をぼうっと聞き流しながら、「あぁ、かつての若者がロックスターに憧れた感じに似ているのかな」と感じた。スターのいる場所が変わってきているのかもしれない。… READ MORE

一億総クリエイター時代

立ち上がりからのスピードが重要なスタートアップこそ、広報PR担当を入れるべきだと思う。エンジニアなどに比べプライオリティ低く考えられがちだけどね。傭兵みたいにスタートアップを渡り歩くPRがいても面白いかもしれない。

良いサービスなのに人知れず消えてくものが多い。良いものを作れば自然と広がるなんて幻想は捨てた方がいい。物余りの時代、人は機能では無く物語に惹かれ物を選ぶ。物語を紡ぎ、語る人間が必要。ただ広告宣伝費をかけるんじゃなくてね。

ネットやSNSの浸透で個を中心とした小さな経済圏が増えている。これはetsyの伸びでも明らかで、一品ものの作品を少しずつ売るクリエイターが急増している。少数の作り手が大儲けする時代は終わり、買い手より作り手の数が上回る時代がくる。これは音楽も出版もファッションも同じなんじゃないか。… READ MORE

根拠の無い自信

茂木さんが成功者の条件として「根拠の無い自信」と「努力」を挙げていて、なるほどなあと思ったよ。大人になるにつれて、むしろ根拠の無い不安ばかり増大していくもんな。「社会とはこういうもんだ、大人になるってこういうことだ」何処かの誰かが作った常識という仕組みは、自信を奪う様に出来ている。

今までスタートアップに40社ほど投資してきたけど、結局投資するかどうかの判断ってビジネスモデル云々よりも「心が折れない人間かどうか」な気がする。折れさえしなければ何度でも立ち上がれる。「根拠の無い自信」を持った人は強い。障壁を突破する力はある種の勘違いだったりする。

根拠の無い自信とは逆の、根拠の無い漠然とした不安ってのもあるよね。周囲の目や失敗した時のリスクなんてのを実際より大きく捉えがちだけど、目を見開いて対峙してみれば対した事無いことが解る。何が不安なのかを知ろうともせずにただ不安だ不安だと思い込んでるだけ。お化けと同じだね。… READ MORE

1分の1人

就職しようか起業しようか悩んでる、いけてる学生を口説き落としている。結局アドバイスなんて自分の経験の中でしか出来ない訳だけど、「とりあえず就職しちゃえば?」なんてノーリスクなアドバイスを僕はしたくない。まあ3年後に後悔しない選択を、目を見開いて自分自身で決めるしかないんだけどね。

就職して社員300分の1人になるか、スタートアップに参加して10分の1人になるか、自分で起業して1分の1人になるか。どの選択肢が一番、やりがいや伸びしろがあるか。同じ3年を過ごすにしても経験を積めるのはどれか。大企業でも潰れる時代の中で、合理的な選択はどれだろうか。

別にサラリーマンになるのが悪いとかそういう話しじゃなくて。戦後日本も今も支えてるのはそういう人たちだし、尊い職業だと思ってる。自分の適性がどこにあるか解らないなら、若いうちは致命傷を負わない限り前のめりで挑戦してみてもいいんじゃない。社長という役職が人を育てる例もたくさんあるし。… READ MORE

孫泰蔵さんとトークイベント

【緊急開催!】起業を目指す社会人・学生のためのスタートアップの始め方 How to Start a Startup http://eventregist.com/e/01UeDbi2vdXJ

この前ご飯食べて仲良しになった泰蔵さんと早速のトークイベント。彼とは同じ福岡!盛り上げますよ。あっという間に満席になっちゃったぽいけど、増席出来ないか検討中らしいです。詳細はリンク先で!

以下概要。

赤字が続く大企業、終身雇用制度や年金制度が崩壊しつつある現代の日本。 そんな中で、このまま就職活動を続けていてよいかと悩んでいる学生、 このまま働き続けていて大丈夫かと心配している社会人、 … READ MORE

惚れた弱み

投資方針をもちっと自分の中で固めなきゃダメだな。こちらが「何をやるかより誰がやるのか」を重視して投資する以上、こちらにも金やバリエーション以外の所で価値を見出してもらって、家入だからこそ出して欲しい、という方以外は断っていく必要があるのかもしれない。

現状、投資させていただいてる所に対して僕が何が出来てるかって言うとあまり何も出来てない。もっと積極的に、アドバイザーというよりパートナーとしてがっつり絡んでいきたい。僕の場合はそちらの方が企業価値を高められるんだと思う。資本政策の絵は描けない。

難しい。もどかしい。切ない。

現状、投資させていただいてる所に対して僕が何が出来てるかって言うとあまり何も出来てない。もっと積極的に、アドバイザーというよりパートナーとしてがっつり絡んでいきたい。僕の場合はそちらの方が企業価値を高められるんだと思う。資本政策の絵は描けない。… READ MORE

歪み

スタートアップへの投資を判断をする時、僕は実は事業計画はあまり見てない。どんな内容かより、どんな人がやるのかだけを見てる。熱い・人間臭い・コンプレックスまみれ・空気を読まない等々は高得点。人としての歪みが突破力を最大化すると思ってる。… READ MORE