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「ここにいてよかった」と思える場所を目指して

7月に入り、CAMPFIREに新しい仲間が6人も増えました。トータル70人を超えるチームに。1年前は10人満たなかったのに、増えましたね。

仲間が増えるということは、とても、嬉しいです。会社を立ち上げ、経営する醍醐味といってもいいでしょう。自分1人じゃ決して出来なかったことが、みんなの力で少しずつ出来るようになる。表現の幅が広がっていく。子供の頃にみたクレイアニメのように、仲間が1人増えるたび、その色が混じりあい、組織全体の色もまた変わっていく。そんな感覚です。

それと同時に、気が引き締まる瞬間でもあります。会社とは人生の中でかなりの時間を占める場所です。そこで働く1人1人の人生に与える影響も少なくないでしょう。経営者として、責任を感じます。… READ MORE

ソーシャルグッドな働き方

‪CAMPFIREは複・副業全くもってオッケーなので自分の会社持ってる執行役員や社員もいますし、これからおにぎり屋をやろうとしてる子もいます‬。

労働人口の低下、経済の縮小などを考えると、心や体のケア、出産育児、親の介護など、国や行政がカバーできなくなる分野を、会社が面倒見なければならない時代になるだろう、そのためにはこれからの働き方や制度はいろいろと実験していかねば。豊かさだけを求めてれば幸せになれた時代のその先を。

ここら辺はいまCHO(Happy Officer笑)といろいろこれから実験していこうと話しているところだったりする。ソーシャルグッドな働き方、居場所を目指して。… READ MORE

株式会社CAMPFIREが、6億円の第三者割当増資を実施。資金調達累計額は10億円超に

CAMPFIRE6億の増資、合計10億調達のリリースを出させていただきました。流通額が増大してるとは言え、本当の金融包摂を実現するには全く持ってまだまだです。1人でも多く、1円でも多くお金が流通し、誰しもが声をあげられる世界を目指して、引き続き頑張ります。

学びたいのに学費の無い学生、古民家を改装してカフェをつくりたい若者、映画を撮りたい監督の卵、後継者のいない伝統工芸作家、レコーディング費用を集めたいミュージシャン、良いものを作っているが潰れそうな地方の工場、子供たちを支援するNPO、すべての人が、声をあげられる世界を。

居場所と、出番と、ちょっとのお金があれば、人は声をあげられる。自分自身の経験や、リバ邸の子たちや、日本中の地域で踏ん張ってる方々を見てきて、本当にそう思いますし、信じたい。声をあげてもうまくいかないことの方が多いかもしれない。だけど「声すらあげられない」世界は、本当に絶望的だ。… READ MORE

生きづらさに世界をあわせる

起業家なんてのは往々にして社会不適合者で、今の社会に無理に自分をあわせて生きづらさを抱えながら生きるよりも、自分のような人間でも生きやすくなる理想の社会をつくるほうが早いしみんなも喜ぶのではないか、と独善的に動く人間たちなのかもな。

僕は起業しようとしている若い子からの投資相談を受けると、事業計画なんかより、どんな生きづらさを抱えているのかを聞く。過去の辛い体験、劣等感、嫉妬など。「そんなの無いです!」みたいな子もいるが(言えないだけかもしれないね)、そんな起業家に僕の投資は必要ないと思っているので他の投資家をつなぐことにしている。

これまで50社近く個人的にスタートアップに出資・支援してきたが、生きづらさを抱えた起業家は何度もピボットしてでも踏ん張り続けるので、生きづらさをしっかりヒアリングする方が結果的に、事業計画を作り込ませたりDDしっかりやるより成功角度は高いんじゃないかって気もする。もちろんシード段階だから出来ることでもあるのだろう。… READ MORE

クラウドファンディングからフレンドファンディングへ

ポルカという新サービスのティザーが出ました。

https://polca.jp

クラウドファンディングって大義名分が無いとダメなんじゃないか?とか、小さな金額でも使っていいのかな?とか、炎上が怖い!とか、達成しなかったら恥ずかしい、とか、まだまだハードルが高かったと思います。もっと身近に、もっと気軽に使ってもらえる仕組みにすべきだと考えました。

アメリカで生まれたクラウドファンディングという仕組み。お金集めの民主化を目指す僕らとしては、支援を募る新しい仕組みとしてとても素晴らしいものだと信じています。でも、もっと、日本に最適化した仕組みに出来るんじゃないか。僕らは常に考えています。… READ MORE

夢は叶う、という嘘

例え有名アーティストでも無名アーティストでも、金額が大きくても小さくても、「挑戦」という名の、小さな火を灯そうとする行為に、貴賎などはないと思っています。放っておいても格差が広がってく世界で、誰しもが声をあげられること、それこそが大事だとCAMPFIRE は考えています。

声をあげた先に、目標に達する方もいれば、達さない方もいる。それは事実。だからこそ、僕らは「クラウドファンディングで夢は叶います、叶えましょう」なんて嘘は、絶対につかないように心がけてます。夢は叶わないことの方が多い。でも誰しも声を上げることはできる。それが民主化ということだと信じています。… READ MORE

映画への恩返し

雑誌Barfout! x CAMPFIRE対談連載、第二回。踊る大捜査線 THE MOVIE、幕が上がる、そして僕の大好きなサマータイムマシン・ブルースなどで有名な本広克行監督と。

音楽業界に続き、映画業界や監督はじめ作り手のためにクラウドファンディングプラットフォームとして何ができるのか、を模索していきたいと思います。思春期に支えてくれて今の僕を作ってくれた音楽や映画への恩返しもこめて。

今の表現やビジネスモデルが最適解だとは全く思ってなくて、その業界に合わせた形を模索し続けるしかないのだと思ってる、正解はない。

ベネッセ創業者福武さんの言葉、「経済は文化の奴隷である」を噛み締めて。… READ MORE

巨人の足元に穴を掘る

大手競合が既にいるということは、自分たちがこれからスタートアップでその領域を攻めるということをやめる理由にはならない。それでやめてたらアップルもLINEもメルカリもそもそも生まれてない。「大手がいるからやめた方がいい」なんてアドバイスしてくる人は、意外と身近に多いものなんだよね。

弱者としてのスタートアップの戦略は、巨人が気づかないうちに(もしくは鼻で笑われてる間に)巨人の足元に局所戦で穴を掘り続けてすっ転ばせること、逆にいうと強者としての巨人の戦略は、そうやって局所戦に持ち込んでくるスタートアップをミートして足で踏み潰し続けること。

大手競合がいることも、市場が無いことも、自分たちが信じてやるべきことを、やめるような理由には別にならないです。やるべき理由より、やめるべき理由を人はたくさん思いつく。そういった意味では戦うべき敵は自分自身なのかもね。力の無いうちは、例え竹槍しかなくてもゲリラ戦で戦い続けるしかない。農民一揆のように。… READ MORE

物語を意識するということ

(社内wikiより)

お疲れ様です。家入です。 突然ですが引用します。

インターネットは、「伝える仕組み」です。いわば、人間の生み出す情報という「料理」をすばやくどこにでも届ける「お皿」です。ほんとうは、一番面白いのは、お皿に何をのせるかということのはずです。お皿自体には、ぼくはあまり興味がないのです。

15年前に発刊された糸井重里の「インターネット的」の一文です。 糸井さんはまたこうも言っています。

 (インターネットにおける)もうひとつの大切な鍵は「シェア」です。翻訳するなら、「おすそわけ」といったニュアンスでしょうか。(中略)  人や企業が、シェアということを、もっと大事にしていくようになったら、いままでの社会の仕組みが、ガラッと変わってしまうかもしれません。… READ MORE

パスを回す

「仲間が集まりません、どうしたら良いですか」なんて相談されたら「まずは誰かの仲間になって、何か手伝ってみたら」と答えます、いきなり自分のやりたいことだけを主張して仲間が集まるとなぜ思えるのかが不思議だけど、実際そう言った相談はとても多い。

パスを回すから自分にもまた誰かからパスが回ってくるわけで、ボールは誰にも渡さない、とにかく自分がゴールを決めたい、なんて人があまりにも多いように思う。

“自分らしさ”みたいなものを内側から描こう描こうとするから、自意識ばかりが肥大化して破裂しそうになる。逆に外側を埋めることで、自分の輪郭のようなものをぼんやりと浮かび上がらせるくらいが丁度良い気がします。… READ MORE

変化のしわ寄せ

時代と共にあらゆる産業の構造が変わってくことを絶望とも希望とも取らず、ただただ自分たちだからこそ出来ることをやっていきたいと思う、変化のしわ寄せに押しつぶされそうな人たちに対して、自分たちに何が出来るのか。小さな火を灯し続けたい。… READ MORE

性善説

自分にとって都合の良い他者しかこの世には存在しない、ということを勝手に期待し信じることを性善説とは呼ばない。人間は本来善でも悪でもあり(また、無く)、あえて言えば性善説とは、悪をも受け入れ全てを背負う覚悟みたいなことを言うんじゃないか。大抵の性善説信奉者はただただ自分勝手なだけなのよ。… READ MORE

努力根性論の連鎖

高校生の応援団のドキュメンタリーを見てたのだけど、こうやって努力・根性・精神論は連鎖していくのだなと思った、引きこもりで不登校の僕には全く理解ができない、でも最後はちょっと感動してしまった、やはり人間は結局のところそういったものが好きなのだ、だからこそ逃げ場を失う人が出てくる訳なのだけど。

いびって追い詰めて逃げ場を無くして、でもそこから這い上がり成長する話が、人間は好きなのだ。「お前のことを思って厳しく言ったが」なんて話が人間は好きなのだ。でも僕はどうしても、決して美談としては表には出てこない、「極端に厳しく追い詰めた結果、潰れてしまった人間」のことを考えてしまう。もちろん、潰れるならそれまでなのかもしれない。でも、果たして、潰す必要は本当にあったのか。… READ MORE

本を読むという行為

本を読むという行為は、絶対的な知識量を増やすというよりは、自分の知識を相対化するということだと思う。

「いかになにを知るか」では無く、「いかに自分がなにも知らないか、ということを知る」というかね。本を読めば読むほど、いかに自分が何も知らないかを知り、自信を喪失し、むしろ謙虚になっていくもんだ。世界は広い、知らないことだらけだ。

だから「俺は読書家だ、本を読まない奴はダメだ」みたいな発言をする人は、本質的には読書をしてないと思っているよ。… READ MORE

避けられない未来

今後も加速度的に進化をしていくテクノロジーを避けることはできない、そんな避けられない未来に対して、僕たちはどう言った態度であるべきか、ってことが大事だと思うんですよね。

インターネットの本質とはあらゆることの民主化であり、誰もが声をあげられ、繋がり会え、支え合える社会を作るために、インターネットは存在していると僕は信じていて。その先に待つのは優しい世界であって欲しいなーなんて思うんです。

ペパボとか、BASEとか、CAMPFIREとか、リバ邸とか、様々なサービスをやってきましたが、手段や歩む道はそれぞれ違えど、目指すゴールはそんな優しい世界なんじゃないかなあ、と。… READ MORE