ここのがっこう

昨日講評に参加させていただいた、坂部さん山縣さん主催の 新しいファッションの学校「ここのがっこう」。デザインとは?ファッションとは?と言ったところから、自分のルーツや様々な表現手法を模索していく独特な授業で、外部講師に内田樹さんを招いたりもしている。こう言ったアプローチの、(例えば)起業塾みたいなものはあると良いなとは思う。起業塾って言うとなんか怪しくなってしまうけど…。

「この時代において自分だからこそやる意義があること」は、起業にしろ表現にしろ、常に自らに問い続けるべきことだとは思う。「自分だからこそやる意義があること」以外のことは、極論を言えば、他人に任せておけばいい。

僕が「身近な誰かの顔を思い浮かべて手紙を書くようにモノを作れ」としつこく言うのは、それが、自分自身にしか出来ないこと、自分だからやる意義があること、だからです。
小手先の経営論や組織論みたいなものに終始するのではなく、そういった自分のルーツや「自分だからやる意義があること」を一緒に模索していける起業塾、いいと思うな。

それにしても昨日はたくさんの学生さんから学びをいただきました(講評する側なのに)。世界に対して感じる「違和感」みたいなものを、たどたどしくも懸命に表現しようとする姿を目の当たりにして、どこかに置き忘れてきた大事な気持ちを思い出させてくれそうな、そんな気がしました。

…どこに忘れてきちゃったんだろう…