東京に居場所を

ラストスパートをかけるべく、何気に初のボランティアの子たちとの飲み会。ツイキャスでは「リア充ぽい」なんてコメントをもらったが、事務所に集まってくる子ひとりひとりは本当にコミュ障、笑。だけど勇気を出して一歩を踏み出して、仲間になってくれてる。居場所を無くして駆け込んだ子たちだらけ。

ぼくらの政策のひとつが「生きやすい居場所をつくる」。すでにこの選挙を通じて、事務所に、そしてネットの向こう側に、居場所が出来始めている気がする。ひとりひとりは社会からはみ出してしまった子たちだけど、居場所の中で仲間とのつながりを作り、社会との接点を結びなおしている。

居場所とは集える場所でもあるし、お互いを承認しあえる場所でもある。いつでも駆け込めて、戻ってこれて、社会の役割をつくることが出来る場所。家と会社・学校の二箇所しか居場所が無い現代、いじめや就活拒否、ブラックなどで飛び出してしまうと、あっという間に承認される場所が無くなってしまう。

豊かな国なのにこれだけ自殺が多い日本。自分が承認される場所が無いから、食うに困らなくても孤独を感じて自殺してしまう。村上龍の作中に出てくるポンちゃんの言葉を借りると、「この国にはなんでもある。だけど希望だけが無い。」国の物語が失われ、高度経済成長期の呪いがかけられたこの国の若者。

民間に任せるだけじゃなく行政としても居場所づくりは急務。多様な人が繋がることができ自分の役割を見つけられる居場所。これが出来れば自殺問題、震災時の支え合い、LGBT、独居老人や待機児童、シングルマザーの働き口、etcが解消し、オリンピックで海外から来た人には魅力的な街に映るだろう

社会や行政とも分断され孤独を感じて生きる、居場所を失った子たちの声なき声に誰が耳を傾けてるんだろう。どの政治家が代弁者になってくれてるんだろう。見渡してみても見つからない。みんなからの意見を政策に落とし込むのも、若い子の投票を煽るのも、すべて「東京をぼくらの街に」するためです。

最早ぼくを応援しなくてもいい、みんなが声をあげることが大事なんだな。誰も代弁者になってくれないなら、ひとりひとりが声をあげて、古い仕組みを壊していく他ない。か細い声でもいい、ぼくはここにいるよ、と。ひとりひとりの声は小さくても集まれば大きな声になる。叫びで大人をビビらせるしかない

Filed under: 都知事選

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個人の可能性を解放するプラットフォームと居場所づくり。CAMPFIRE代表、BASE共同創業、ペパボ創業、NOW代表、リバ邸創設、ブクログや渋谷オンザコーナー、しぶや花魁をつくったり。現代アート蒐集も。長野の森に住んでいます。