All posts tagged “生き方

16歳

本日16歳の子がCAMPFIREに入社した。奇しくも本日、16歳の子たちがやっているe-sports企業にNOWとして出資した。学校で学ぶことは本当に尊いが、もはや居場所や選択肢は、学校以外にも存在する。だから学校に馴染めなくとも、いじめられても、きっとあなたの居場所はある。…‬と、声を大にして伝え続けたい。かつてそうだった自分が大きくなった今できることは、下の世代に居場所を提供し続けることだと信じて。… READ MORE

プラットフォームとしての態度

CAMPFIREの災害時の対応スピードが早いという有難いお言葉をたくさんいただいてますが、「こういう時に動かなくてなにがプラットフォームだ」という思いがCAMPFIREスタッフみんなにあります。現地の方々はもちろん、すぐに支援に動いてる皆さんのために何ができるのか。常に問い続けたいと思う。

支援する理由はそれぞれで良いと本当に思います。「やらぬ善よりやる偽善」なんて言葉もありますが、僕はあまり好きな言葉ではありません。善だとも偽善だとも分けず、ただ自分が応援したいからした、それで良いと思います。

あえて言いますが、これから起業したい子、既に起業してる子問わずプラットフォームをやってるのであれば、こういう災害が起きた時に無関心を決め込むのは、本当に格好悪いと思います。別に大小では無い、自分にできることをただやる、それで良い。それすらも表明出来ない起業なんか、やるべきじゃない。… READ MORE

ハードシングスとメンタルヘルス

イーロンマスクのインタビューもあったけど、前々より進めている起業家のメンタルヘルスケアプログラム、少しずつですが前に進めています。丁寧に、かつVC同士協調しながら、ダイナミックにやっていきたい。起業家でもある僕が、投資先の起業家のしんどい気持ちを汲んであげられる部分でもあると信じて。

起業家のメンタルヘルス問題が、企業のリタイアの大半を占めると思うんですよね。もちろん心が折れてしまった起業家に「もっと頑張れ」なんて言うつもりは無い。ただ、心が折れる前に、ちょっとしんどそうだな、というタイミングから、ちゃんとケア出来ればまた違う結果になったのでは、という事も多い。… READ MORE

短期的な別れは別れではない

経営やリバ邸なんかをやってるとたくさんの出会いや別れ、タイミングによる縁の無さなどを日々実感する訳だけど、人との付き合いを短期的に考えてないので、別れ自体はそんなに悲観的ではない(死別は抜きにして)。5年10年スパンでまた再開したり共に仕事をしたりといったことは全くもってある。

一期一会だとか、繋がりを大事にするとか、そういう話でも無くて。むしろ大事にしすぎるあまりに、お互い固執し時間を無駄にした挙句、悪感情を抱いたまま別れることになりかねない。それこそ関係を短期的にしか見てないからこそ、大事にしちゃうんだよね。

人との付き合いはストックでは無くフローで。別れ際に悪感情を抱いてしまうことや、それを当たり散らしてしまうことは本当にもったいない。それは、人付き合いを短期的にしか考えてないからなのだ。長く生きてると、またどこかで合流したり、共に歩むこともある。短期的な別れは、別れではない。… READ MORE

逃げるという選択肢

なぜだか今になって、2013年に書いた記事が最近バズっていた。 就活自殺

何度も言うけど、追い詰められたら人は簡単に死ぬよ。その死は自殺では無く、もはや他殺。立ち向かうなんてもっての他、追い詰める側が引かない限りは、とにかく逃げて自分で余白を作るしかない。そして、逃げた先でまたその後のことは考えたらいい。就活以外でも同じです。

逃げるという行為はネガティブにとられがちだけど本来自己防衛本能として正しい行動なんだよね。ウサギはあの耳で敵を察知して逃げるでしょ。逃げるな戦え、と言われ続けた僕らはきっと防衛本能が衰えてしまってるんだろう。僕は死なないために逃げ続けて今ここにいます。逃げるのは悪いことじゃない。… READ MORE

先ずは手を伸ばす

何かやりたいことがあったときに、やり方がわからない時は「とりあえず想像できうる限りの単語で検索してみる」「本屋にいって、コーナーを探し、適当に本を立ち読みしまくる」っていうだけで、最初の一歩は踏み出せると思うのです。

— けんすう (@kensuu) 2018年3月17日

今から約20年前の深夜、「レンタルサーバーの始め方」という本を福岡の片田舎の本屋で手にして、ロリポップを立ち上げ、今があります笑

退屈な毎日や不満だらけの人生を180度変えてくれる、”キッカケ”なんて、そうそうやってこない。暗い井戸の底にいるのなら、先ずは手を伸ばしてみるしかない。たまたま伸ばした瞬間に糸をつかめる人もいれば、一生伸ばし続けてもつかめない人もいる。でも伸ばさない限り、糸はつかめない。… READ MORE

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。年末に誕生日も迎え、早いもので30代最後の年になりました。僕の人生のテーマである「居場所をつくる」から、今年は「居場所をつくる人をつくる」にシフトして、あらゆる活動を通じて包摂モデルを形にしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

CAMPFIREやBASEなどを通じた金融包摂の実現、リバ邸などの居場所づくりを通じた社会包摂の実現、エンジェル投資を通じたスタートアップエコシステムへの貢献、この3つに引き続き力を入れていきます。数は大事ではないが、今年で合計の投資先は100社を超えると思います。

20代前半で起業し、上場したのがちょうど10年前の29歳でした。30代の10年はろくでもないこともたくさんやらかしましたが、社会課題に民間からどう向き合うか、という視点で様々な活動の下地を作ってきました。来年からの40代の10年間をどう生きるか。起点となる最後の一年なので、「ぶっ倒れるなら前のめり」精神でしっかり突っ走りたいと思います。… READ MORE

うさぎとライオン

うさぎはあの長い耳で危険を察知して逃げる、逃げた先で態勢を整える。人間も同じ。うさぎに対して、ライオンに立ち向かうことを強制するなんて常軌を逸してる。逃げるということは立派な自己防衛本能だ。いじめやパワハラや災害など、生きる中で出会う、理不尽で圧倒的な暴力からはまず逃げるべきだ。

とある中学校に呼ばれて講演した時に「僕はいじめを受けて学校に行かなくなったが、あの頃は学校が世界の全てだった。大人になってわかったのは、世界は本当に広いということ。学校が全てじゃないです。本当に辛い時は逃げてください。」と話したのだけど、終わった後に校長先生に怒られた(もちろん校長先生の立場から見ると当然のことだとは思う)… READ MORE

イケハヤランドに行ってきた

イケハヤランド。なんだかんだ批判されて、すぐ帰ってくるだろと言われても、着々とコミュニティを高知の山奥で形成し始めている彼は、本当にすごいと思いますよ。年収150万で生きて行くとかいいながら今はめちゃ稼いでるし笑。限界集落で生きながら外貨を稼ぐという新しいモデルを作ってる。

彼に限らず、ネットやソーシャルでは見えない、地味で辛い、仕事や作業の日々の積み重ねが、今に繋がってるのだなと感じます。アブやブヨ、スズメバチ、マムシなどと付き合いながら、草に負けながら草刈りをし、冬はマイナス10度で雪が積もる山の中で生きるということ。

イケダハヤトは生まれながらにしていきなりイケダハヤトなのではない。堀江さんも孫さんもそうでしょう。決して表には出てこない、地味な積み重ねで今がある。誰しも最初はフォロワー0からヨーイドンで始まるのですよね。ワープ出来る人間なんてこの世にはいない。… READ MORE

諦めるとは

選択肢の多さがむしろ人を苦しめるなんてことは往々にしてある訳で、いろんなことを諦めざるをえない境地まで行き着くと、逆に生き方を楽にすることもある。諦めるとは明らかにすることでもある。????

あれも出来るこれも出来る、なんて夢を見ることはとても苦しいので、個人的には夢なんて全くもっていらない(むしろ害悪になることも多い)と思ってて、いまやれることをやる、それだけでいいと思ってるし、そういう態度で生きている人は美しいなあと思う

ここら辺の価値観は前の自分とは変わってきてる部分でもあって、夢を見せたり夢を煽ることほど罪深いことは無いな、と今は思っている、夢を見たけど叶わなかった大多数の存在を無視して「夢は叶う、夢は素晴らしい」なんてこと、嘘でも言いたくない… READ MORE

厨二病のまま生きる

厨二病のまま生きてくには二つある。一つは厨二であることがむしろ評価され多くの人たちと関わる職種を選ぶこと、しかしこれで食っていける人は極一部で、中々に難しい。もう一つは自分を評価し受け入れてくれる人を一人でもいい、身近に置くこと。

永遠の厨二病であるぼくらが厨二のまま生きていくには自立を勝ち取らねばならない。自立とは二つ、一つは経済的に誰にも依存しないということ、そしてもう一つは居心地の良い人間関係を自ら選択し構築するということである。自立とは一人で生きることでは無く、環境を自ら構築することなのだ。

リバ邸などのシェアハウスに飛び込んでみることは、自立のひとつのきっかけにはなるだろう。安く住め(経済的自立)同じ様な思いを抱えた他者と繋がれる(孤立の回避)。ただ勘違いしてはいけないのは、それはあくまできっかけであり、また、全ての人に居心地の良い場所・関係なんて無いということだ。… READ MORE

てくてく

例えば文芸評論家が、作品や作家自体では無く、いち読者の感想を批判し始めたら、それはもう評論でも批評でもなんでも無いと思うんだよね。

僕のことは叩いても、フォロワーのことは叩かないでください!

まあ冗談はおいといて。僕は若い方(に限らずみんな)に対して、応援したり苦言を呈したりといった別視点からものを語るのでは無く、一緒にてくてくと歩いていけたらいいなと思っています。遠回りしちゃったり転んだりしながらね。

例えて言うと、釣った魚を与えるのでも、釣り方を教えてあげるのでも、そんな釣り方じゃダメだと叱るのでも無く、あっちに釣りに行くけど良かったら一緒にどう?といった感じです。そっちに魚がいるのかどうかはわかんないけどさ。それを無責任だと言うのなら、まあ無責任なんだろう。… READ MORE

違いを違いとして

僕らが”現代の駆け込み寺”と称してやっているシェアハウス、リバ邸がNHKのハートネットTVに出てました。

日本各地にあるリバ邸は自主性に任せているので色も住人も運営スタイルもバラバラだけど、外部からは「リア充ぽい子が多いイメージ」だなんて声が聞こえてくる事も少なくない。

一見リア充に見えるからこそこれまで見過ごされてきてギリギリの所を生きてる子も社会にはたくさんいると思う。リア充だけど病んでる人も、非リアだけど人生が充実してる人も、そりゃいるでしょうよ。リア充/非リアで人間を分けるやり方は、勝ち組/負け組という言葉くらい僕は嫌いだな。… READ MORE

人間関係

アドラーが言うように笑、悩みの大半は他人との人間関係に収束するね。親や彼氏彼女にかけられた呪い、集団における自分の立ち位置、友人関係、他人から見た理想の自分と現実の差異、etc…。言葉は違えど、他人と自分の問題が切り分けられてない。

親がこう生きろと言う、自分はこう生きたいと思う、でも行動に移すと親は悲しむ。過去にこんな事を彼氏彼女にされた、自分はそれで病んだ、だから行動に移せない。シビアなことを言うと、それは全てそれを理由にして行動しない自分を自分で受け入れてるだけなんだよね。自分の人生を生きていない。

自分がこんなことすると、親が、彼氏彼女が、友人が、他人が、嫌がるかも、悲しむかも、怒るかもしれない。それはさ、そう思う当事者である他人が自分自身で解決すべき問題であって、あなたが考えるべき事では無い。そうやって問題を自分と他人で分けることが出来れば、もっと人生はシンプルになる。… READ MORE

自分を許す

自己肯定を出来てない人が他者を肯定しようとすると、他者を肯定するという行為をもって自分を肯定しようとしてしまう。それこそが共依存の始まりであり、DVや束縛に繋がっていく。他者を肯定しようとするのであれば、まず自分を肯定しなければならない。要するに自分を許せる人だけが他者を許せる。

辛い過去や理不尽な出来事を引きずって自分を否定したり見ないふりをして強がるのでは無く、その過去ひとつひとつに意味を見出して総括していくことが自己肯定に繋がる。仕事などで自分を痛めつけたり、恋愛に依存したり、自分探しや生きる意味探しなどで自分を誤魔化してしまいがちだけど。

自分を痛めつけたり他人を恨んだところで過去は変えられない。その辛い過去に自分自身で意味を見出すことしか出来ないんだよね。だから今ここに自分がいる、ということを受け入れる。それが「自分を許す」ということです。見ないふりや強がりや依存で過去を無かったことにするのは出来ないのだから。… READ MORE