All posts tagged “死生観

想い出はモノクローム

電話が鳴るのは、いつだって、突然だ。11時19分だとか、3時53分だとか、全くもって切りの良くない時間に、脈絡もなく、こちらの都合などお構いなしに、突然けたたましく鳴り響く、当たり前のことだけど、僕はそれをとても暴力的に感じる。電話は苦手だ。大抵の場合、僕は着信を告げるスマホの画面をただただボーッと眺めて、留守番電話に切り替わるのを待つ。そう、いつもなら。

そんな僕なのに、つい出てしまう電話、というものがある。あり得ない時間に、あり得ない相手からかかって来る電話だ。そんな電話は、出る前から不穏な空気を放っている。そしてその予感は、大抵の場合、当たっている。… READ MORE

友人へ

死を想うということ。目を背けずに死を見つめることで生の輪郭を描くということ。残された人がその人の死の意味を見出すこと。見出だして尊重すること。尊重して背負うということ。あまりにも突然過ぎてまだ受け入れられないが、その死を尊重します。ご冥福をお祈りします。… READ MORE

骨を呑む

遺骨のカケラを飲み込むの、普通じゃないとか今日知った笑。道理で葬儀屋の人引いてた訳だ…。そりゃ糞で出ちゃうけどさ、体の一部になるじゃんね。

自分の生きてる意味なんて、死んだ後にしかわからない。生きてれば辛い事なんてたくさんあるけれど、それを意味あるものに出来るか出来ないかは、生きてる間に自分がどう動くかだから。同様に、身近な人の死も、結局のところ死んだ後にしかわからない。いなくなって初めてありがたみを知る。悲しいけど

ゴッホの評価が死後に上がった様に、生きてる間の価値なんて、結局のところ意味が無い。そういう意味で死ぬタイミングみたいなものはあるのだなあとは思う。坂本龍馬が、尾崎豊が、ジェームズディーンが、リバーフェニックスが早死にした様に。有名無名に関わらず、それぞれにそれぞれの死の意味がある… READ MORE