All posts tagged “寛容

来た道行く道

定期的にネットで議論になるが、電車の中の子供の泣き声や公共の場でのベビーカー問題。確かに子供の泣き声というものは大人が不快に思うように出来ているから、イライラする人もいるだろう。公共の場でベビーカーは迷惑だ、ベビーカーは親が楽したいだけの甘えだ、なんて考え方をする人もいるようだ。だけどその考え方が、結局自分自身の属する社会をギスギスした息の詰まるものにしてしまってると思うよ、僕は。僕たちだって赤ん坊の時に他人に迷惑をかけたのだから、今その迷惑を受け入れたらいいんじゃないかなあ。

子供を育てた経験の有無は問題じゃないんだよ。誰が言ったか知らないが、「子供怒るないつか来た道、年寄り笑うないつか行く道」なんて言葉があるように、僕らだってかつては子供で、周囲に迷惑をかけながら大きくなってきた訳でしょ。だったらそのかけた迷惑を、大人になって寛容になればいいだけの話。人間なんて生きてるだけで他人に迷惑をかけるんだからさ。その分、他人の迷惑を許せばいい。… READ MORE

クレメンティア

いま急成長中のgumi国光氏はマジで面白い。時代の文脈を的確に捉え、ちゃんと語れる、稀有な経営者だと思う。彼のグローバルマッチョ的な生き方、僕のある種ノマド的な生き方・活動は、一見相反する様に見えるが、実はどちらも「大きな物語」が終わってしまった日本における、新しい自己実現の形なのだ。

国光氏が経営者として大事にしているのは、カエサルにおけるクレメンティア(寛容)である。カエサルは「自分自信に忠実であるために、他者にも寛容であれ」と言い、いつかまた敵になるであろう敗戦国の兵士を捕虜や奴隷にすることは無かった。「寛容」これはこれからの時代のキーワードでもあると思う。… READ MORE

絶望の国

あらゆる市場が成熟しきってこれから縮小しか無い国、日本。そんな日本に希望があるとすれば、弱者やマイノリティなど他者に優しく、寛容な国になることだろう。

いじめ、就活苦、ブラック、社畜。グローバル化に取り残され、少子高齢化も世界の最先端。地震も原発も未だに抱えたままの、絶望の国、日本。希望があるとするなら、世界中の弱者やマイノリティにとっての希望の国になることなんだと思う。こんな国だから、これからがある意味超面白い。絶望からしか新しいものは生まれないと僕は思っているよ。… READ MORE