All posts tagged “宗教

宗教とファッション

言語が生まれた瞬間に地球と切り離されてしまった人類において「客観」が生まれた、その客観を埋めるのが原始宗教であり、ファッションである、そう考えると宗教とファッションは切り離せない。裏を返せば、宗教もファッションも言語と共に生まれたとも言える。

日本人は無宗教だとも言われるが、僕はそうは思わない。現に、お守りをハサミで切ることは出来ないし、これだけ占いが氾濫してる国も珍しい。人はスピリチュアル(人知を超えたなにか)に拠り所を求める生き物だし、「お天道様が見てる」が日本人の道徳観に繋がっている。

日本=多神教、八百万の神、だからこそ「空気」という絶対神が、学校や会社や社会でその都度生まれる、という説は納得感あるのだけど、異議申立てたい気持ちもある。… READ MORE

居場所としてのイスラム国

イスラム国に行こうとした北大生についての茂木健一郎さんのこの見解に激しく同意。イスラム国のあのプロモーション動画を見たときに、心揺さぶられるものが僕にもあったのを否定できない。 → 日だまりについて。 https://www.facebook.com/kenichiromogiqualia/posts/591372850989376

ちょうど上祐さんの「オウム事件 17年目の告白」読み終えたとこなんだけど、今回の件は多くの人が指摘してる様に、優秀な学生がたくさん入信したオウムと被るところがとてもある気がするよ。次はしんぺーに教えてもらった田原さんの「連合赤軍とオウム… READ MORE

世間と社会

よく美談とされる「財布を飲食店に忘れて二時間後に戻ったけどそのままそこにあった、日本最高!」と言う話と、「妊婦が電車に乗ってて誰も席を譲らない、日本おわた」と言う話は実は同じで。日本人は自分の関わる「世間」の目は気にするが、自分と関係無い「社会」には無関心なのである。という話。

んで、これ実はよく日本人の言う「空気」いわゆるKY、同調圧力の話に繋がる。自分と関係無い「社会」には無関心だが、自分の関わる「世間」の目は気にする日本人。自殺も、イジメも、マイノリティが生きづらい問題も、全部ここに繋がってくる。

これは日本における宗教観も繋がってくる。キリスト教の絶対的な唯一神の前では社会も世間も相対化されるが、(建前上)無宗教の日本では世間の目が絶対化されてしまう。それがいわゆる「空気」となり、同調圧力となってしまう。… READ MORE

ビール教

宗教の本質とは、理不尽で暴力的な出来事にぶち当たってしまった際に、人知を超越したところに祈り救いを求めることで、自分だけでは解決出来ない問題と折り合いをつけながら生きてくということだろう。要するに僕にとってのビールなのだ。… READ MORE

起業するなら哲学を

起業をしたい子には、ビジネス本では無く、宗教や哲学本をお勧めするなあ。経営は結局のところ、他人や自分の心とどう向き合うか、が大半だから。宗教は最古の組織体でもある訳だしね。後は社会学本もお勧めかな。起業とは、社会や時代という大きな物語の中に、自分の物語を重ねることだから。

哲学や宗教本には別に答えなんて何も書いてないよ。何かやりたいけど何をしたら良いのかわからない、なんて子は、自分自身の物語が欠如していると思う。自分が起業などしなくても回るこの世の中で、あえて何かをやる意味や自分とは何かを考え物語を再構築する。そして宗教ではなく自身の物語を信仰する。

かつて宗教を信仰し信仰対象を絶対化することで、人は死や悩みや理不尽な事を相対化させ乗り越えてきた訳だけど、起業とは自身の物語にそれを求めることなんだと思う。即ち、コンプレックスや過去の辛い出来事を自分の物語の中で相対化させることで、その人だからこそやる意義のある事業が生まれる。… READ MORE

影響力

「影響力のある人が政治や宗教について気軽に発言をすべきじゃない」なんてコメントをもらうことがある。

政治も宗教も口にすることすらタブー視してきた結果が今の日本な訳でしょ。自分が何を支持するか、を声高に一人一人が叫んで世界を変えてくしか無いんだよ。そこに影響力があるも無いも関係無い。

それぞれの好き嫌いを肯定しあう事が大事なんだよ。みんなが言うから善、みんなが叩くから悪、あの人が言うから善、あの人が批判してるから悪、そんな風に自分の判断基準を世間に委ねてきた結果が今な訳でしょ。他人がどう言おうと俺は俺、という態度を表明することから変えていこうよ。

山本七平「空気の研究」に、負け戦と皆がわかりきっている中で陸軍を投入し続けた統帥のこんな言葉がある。「戦をやめよう、なんて言えない”空気”があった」”空気”が判断を誤らせるということが昔から日本にはあった。… READ MORE

起業したいなら哲学を

起業をしたい子には、ビジネス本では無く、宗教や哲学本をお勧めするなあ。経営は結局のところ、他人や自分の心とどう向き合うか、が大半だから。宗教は最古の組織体でもある訳だしね。後は社会学本もお勧めかな。起業とは、社会や時代という大きな物語の中に、自分の物語を重ねることだから。

哲学や宗教本には別に答えなんて何も書いてないよ。何かやりたいけど何をしたら良いのかわからない、なんて子は、自分自身の物語が欠如していると思う。自分が起業などしなくても回るこの世の中で、あえて何かをやる意味や自分とは何かを考え物語を再構築する。そして宗教ではなく自身の物語を信仰する。

かつて宗教を信仰し信仰対象を絶対化することで、人は死や悩みや理不尽な事を相対化させ乗り越えてきた訳だけど、起業とは自身の物語にそれを求めることなんだと思う。即ち、コンプレックスや過去の辛い出来事を自分の物語の中で相対化させることで、その人だからこそやる意義のある事業が生まれる。… READ MORE

家入信者

家入信者がどうのという発言をする人が多いが僕の周りにいる子たちは僕のダメな部分をたくさん知ってるだけに盲信するような子は一人もいないし盲信して寄ってくる様な人は僕も好きじゃないしそういう人ほど僕が炎上したりすると「信じてたのに裏切られた気持ちです死ね」とか言うので人間って怖い。

僕に振り込んでた様な人たちはきっとおひねり感覚で投げ銭する様な感じで祭りに参加してただけなんだろうしそういう行為が自分の理解を超えてるという理由のみでやれ信者やれ宗教とあまりにも薄い宗教観で批判する人たちが多いことにゲンナリする。理解不能なら理解不能なその状況を一緒に楽しめばいい。… READ MORE

意識高い系

年長者による若者批判なんてものはどの時代にもあったんだろうけど、「意識高い系」なんて皮肉る様な叩き方は今の時代特有な気がするけどどうなんだろ。意識高くても低くても叩くんだぜ。どうしたいんだろ?笑。

僕の周りには起業家志望のいわゆる意識高い系の子たちが多いんだろうけど、みんな総じて勉強家だし熱心だし活動的だよ。口だけの薄っぺらい子もいなくはないけど、変にすねて皮肉だけ言って何もやらないよりは余程良い。俺なんて、といじけてる子たちも大好きだけどね。

要するに、年長者による意識高い若者叩きは、バカな若者を量産したい思惑が見えるんだよな。まあ、僕も含めておっさん達は、自分らの思惑やポジションから色んな事を好き勝手に言ってくるから、単純にそれに惑わされず、目を見開いて自分の頭でちゃんと考えていくしか無いんじゃないかな、とおっさんは思う訳です。… READ MORE