All posts tagged “ダメな子

ミスiDの審査員として

ミスiD 2016の審査員をさせていただきました。

ミスiDに応募してくる子たちは「私なんて本当にダメダメだし生きていてすいません…」みたいな子から「私が可愛いことは私自身がよくわかっています!みなさんも私のこと好きですよね!」みたいな子までいて、本当に振り幅が大きい。スターはカオスの中から生まれるということを実感する。

審査員を引き受けるまでは「夢や希望を見せるという行為は残酷であり罪深い」と思っていたが、審査会場に来て震えて泣きはじめる子たちを見ていると「ああ、夢にすがらなきゃ生きていけない子たちもいるのだ」ということを思い知った。ミスiDはそう行った子たちのよすがとなっている。… READ MORE

現代における悪人正機考

僕の好きな親鸞の思想に「悪人正機」というものがある。「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。」という一文は有名だから知ってる人も多いかも。訳すと「善人だって救われるんだから、悪人ならいうにおよばない」と。ん?逆じゃないの?と思う人もいるかもしれない。僕も最初はそう思った。

自分を善人だと思い込んで、正しい行いをしているつもりになっている人ですら救われるのだから、自分を煩悩まみれのどうしようもない悪人であることを自覚して、仏に頼る人ならなおさらでしょ、という意味。だから、これはこれで正しい。悪人ほど救われる。超やばい。かっこいい笑。

Livertyに集まってきている「ダメな子」も、ここで言う「悪人」に近いものがあるかもしれない。どうしようもない人間であることを自覚して、駆け込んできた子たち。そんな「ダメな子」たちが何かを為すからそこにストーリーが生まれ、共感を呼ぶ。器用に生きていける子には僕は興味が無い。… READ MORE

ダメな子

BASEアプリを作った子は、数ヶ月前に「何もやりたいことがありません、家入さんに会えば何かが変わるかも知れないと思って」と熊本から一文無しでリバ邸に訪れたダメな大学生。またやばいの来たなと思ったけど、あっという間にアプリプログラマに成長した。何も無い子ほど、吸収力がはんぱない。

僕に相談しにくる子は大半がそれっきりになってしまうけど、こうやって僕やLivertyのもとに残ってくれて踏ん張った子は、何かしら形にして自分の居場所を自ら作り始める。リバ邸はそのためのきっかけ作りの駆け込み寺。何も出来ない、何もやりたいこともない、そんな子ほど成長出来る場所。

僕はそんな子たちを愛を持って「ダメな子」と呼んでいます笑。ダメな子だからこそ、何かを形にする時にそこにストーリーが生まれる。そのストーリーに共感する人がお客さんになり、ファンになり、SNSで拡散してくれる。器用に生きる人にはストーリーは生まれづらい。不器用が武器になる時代。… READ MORE

恥の目

僕の周りには何故か、育った環境に難があったりイジメにあってたり童貞だったり強烈な失敗体験を持つような、コンプレックスの固まりみたいな子が多い。最近わかったんだけど、そういった子たちは目に恥の感情を漂わせるんだよね。そして、どうも僕にはそれを見抜く才能が同類としてあるみたい笑。

僕が”ダメな子”と呼ぶそういった子たちが、そのコンプレックスを武器に戦おうとするからそこにストーリーが生まれる。それは別に起業でも表現活動でも何でもいい、コンプレックスなどの”負”がでかければでかいほど、反転した時に超ヤバい武器になる。… READ MORE

ダメ人間

ダメ人間について語る。僕は可愛がっている若い子達のことをよく「ダメな子たち」、仲の良い友人のことを「ダメ人間」と愛を持って呼びます。自分の事もそう呼びますが、他の人からは「そんな風に言うもんじゃない」と怒られたりもします。それでもあえてそう呼びたい。なぜか。

ダメな人間なんて本来いないはず。同様に、偉い人間なんてのもいない。だけど人間にはプライドがある。欲もある。だからすぐ偉ぶったり賢い振りをしちゃう。コンプレックスがある人ほど隠そうとしたり虚勢を張ったりする。だけどそれって結局張りぼてであり嘘なんだよね。

偉ぶろうとして嘘をつく。コンプレックスを隠そうと嘘をつく。ばれない様に嘘を重ねるから疲れる。嘘のつきあいはもういいんじゃないかなあ。自分でさっさと「僕はダメ人間です」と言ってしまえば楽になれる。コンプレックスまみれのダメ人間ですよ、と自分で言っちゃう。ダメ人間ブランディング笑… READ MORE