ミスiDの審査員として

ミスiD 2016の審査員をさせていただきました。

ミスiDに応募してくる子たちは「私なんて本当にダメダメだし生きていてすいません…」みたいな子から「私が可愛いことは私自身がよくわかっています!みなさんも私のこと好きですよね!」みたいな子までいて、本当に振り幅が大きい。スターはカオスの中から生まれるということを実感する。

審査員を引き受けるまでは「夢や希望を見せるという行為は残酷であり罪深い」と思っていたが、審査会場に来て震えて泣きはじめる子たちを見ていると「ああ、夢にすがらなきゃ生きていけない子たちもいるのだ」ということを思い知った。ミスiDはそう行った子たちのよすがとなっている。

批判などが多いことも知っているが、こんなカオスなミスコンがかつてあっただろうか。とも思う。様々な意見はあれど、応募してくる子たちは死ぬ気でステージに立っている。もちろん主催の小林さんも、審査員たちも一人一人に真摯に向き合っている。この空間だけが真実だ。

今回どんな結果になろうと、決して否定されたとは思わないでほしい。誰も否定などしていない。世界は広い、どこかに居場所はある。立ち向かわずとも、逃げて逃げて逃げまくればいい。