ダメ人間

ダメ人間について語る。僕は可愛がっている若い子達のことをよく「ダメな子たち」、仲の良い友人のことを「ダメ人間」と愛を持って呼びます。自分の事もそう呼びますが、他の人からは「そんな風に言うもんじゃない」と怒られたりもします。それでもあえてそう呼びたい。なぜか。

ダメな人間なんて本来いないはず。同様に、偉い人間なんてのもいない。だけど人間にはプライドがある。欲もある。だからすぐ偉ぶったり賢い振りをしちゃう。コンプレックスがある人ほど隠そうとしたり虚勢を張ったりする。だけどそれって結局張りぼてであり嘘なんだよね。

偉ぶろうとして嘘をつく。コンプレックスを隠そうと嘘をつく。ばれない様に嘘を重ねるから疲れる。嘘のつきあいはもういいんじゃないかなあ。自分でさっさと「僕はダメ人間です」と言ってしまえば楽になれる。コンプレックスまみれのダメ人間ですよ、と自分で言っちゃう。ダメ人間ブランディング笑

他人に嘘をつくことは自分自身を騙すことでもある。そんなの悲しい。嘘だらけの世の中で、せめて自分にだけは正直に。コンプレックスをさらけ出しちゃえば生きるの超楽になるよ。多少の失敗や遅刻も許してもらえるようになる。だってダメ人間だもん笑。その分他人の失敗も許してあげたらそれでいい。

自分がダメである事を自分で認め、許し、公言する事で自分に素直にいられるならそれでいい。人生のハードルあげっぱなしだよみんな。疲れると人は死にます。死ぬくらいなら偉ぶったりコンプレックスを隠さなくていい。なので僕は好きな人たちを愛を持ってダメ人間と呼びます。ダメ人間でいいんです。

ダメ人間が何かを作るからそこにストーリーが生まれる。物や情報が溢れた今、ストーリーの無い物にもう人はお金を払わない。人はストーリーに共感し、お金を払ったりSNSでシェアしたりする。だからダメであることは武器でもあるんだよね。コンプレックスや悩みはさらけ出して武器にしちゃえばいい。