極限シンプル

ウェブサービス立ち上げる時に、例えばキャンペーンでユーザーに何らかのプレゼントを与える事なんかを考えがちだけど、僕らは本質を見誤ってはならない。極限までシンプルに考えて、極限までシンプルに表現すべきなんだよ。その施策で集まった人は、本当にそのサービスを使いたい人なのか?場所を荒らしたりはしないか?

空の写真を毎日ただただ上げ続けてたら、いつの間にかgoogle+内でフォロワー数が日本一になった、普通の女子大生がいた。彼女が写真をあげると、知らない人たちからかなりのコメントが付く。その事がニュースサイトに取り上げられ話題になった。普通の子がメディアになった瞬間だった。僕を含め、そこに希望を見た人たちもいた。

その翌週だったか。google+にAKB48のメンバーが入って来た。その子はあっという間にフォロワー数を抜かれてしまった。それだけじゃない、AKB目当てで、アイコンの設定もされてない良く解らないユーザーがたくさん増えた。まあフォロワー数で優劣がつくものでも無いし、結果ユーザーが増えたのだからいいのかもしれない。僕には解らない。でもgoogle+内で行われる秋元さんとAKBメンバーのやり取りなんかは茶番にしか見えなかったのも事実。

他社事例を批判したくは無いけど、google+でAKB48を入れたのは本当に良かったのかな。確かにその事でユーザーは増えたかもしれない。けど、ソーシャルコミュニティに於いて一番やってはいけない事をやってしまった様に、僕には見える。正解は解らない。担当者の真意と、その結果どうだったかを聞いてみたい。

Filed under: つぶやき

About the Author

Posted by

個人の可能性を解放するプラットフォームと居場所づくり。CAMPFIRE代表、BASE共同創業、ペパボ創業、NOW代表、リバ邸創設、ブクログや渋谷オンザコーナー、しぶや花魁をつくったり。現代アート蒐集も。長野の森に住んでいます。