CAMPFIRE音楽事業における決意表明的な何か

僕は音楽もすごく好きなんです。引きこもり時代は打ち込みでYMOのカバーを作ったりもしていました。オカリナを吹くことで生計を立てることも夢見ていた時期がありました。すごく詳しいわけではないですけど、雑食で、色々と音楽を聴くのが大好きです。

CAMPFIREには様々な音楽のプロジェクトがあります。それらのプロジェクトに接し、時にはアーティストさんとお話しさせていただく中で、もっとCAMPFIREを使って音楽を作る人や、音楽を受け取りたい人に対して出来ることはあるのではないか、と考えたりします。

レコーディングをしたい。同人CDを作りたい。かっこいいPVを作りたい。素敵なCDをデザインしたい。ライブイベントをしたい。多くの人に伝えるための宣伝費を捻出したい。メジャーレーベルにいるけれど、ファンとの新たな接点を作ったり、直販モデルとしてクラウドファンディングを使いたい。メジャーとの契約をやめて、新たな一歩を進めたい。

色々なニーズが、アマチュア、インディーズ、同人、メジャー関係なく、たくさんあるんだなあ、と改めて思います。

今以上に音楽に強く関わりたい、と思ったのは、ここ最近メジャーレコード会社などの裏方の人、アーティストの皆さん、レーベルオーナー、色々な方々との話の中で、まだまだCAMPFIREで音楽に対して出来ることはあるなあ、と思ったのです。

例えばメジャーデビューするアーティストも、ずっとメジャーレーベルで続けていく方々はそう多くない、と聞きました。その後、音楽活動自体をやめてしまう方も少なくないそうです。でも、例えば活動に必要なお金やサポートがあれば、音楽をやめたりしなくて良いのではないか。

ぼくはかつて、いじめられて登校拒否になり、引きこもった時代がありました。高校デビューもあえなく失敗。家庭の事情で働かざるを得なくなるも、何社もクビに。最後の最後にわずかな貯金をはたいて止むを得ず作った会社がペパボでした。ペパボはみなさんのおかげで上場するまでに。(まあ僕の話はどうでもいい)

敗者復活戦、って言葉は悪いかもですけど、メジャーとの別離を経たアーティストを、何らかの形でサポートするってことを、ぼくだからできる部分はあるんじゃないか。
いま、ぼくはCAMPFIREという場所で、声なき人の小さな挑戦を応援したいと思っています。

音楽ビジネスが厳しくなっている部分があると聞きます。リスクばかりが増えリターンが減っていると。それであれば、みんなでリスクを分散させるやり方もありなんじゃないか、と考えています。プロジェクトによっては、例えば支援金額に上乗せする形でCAMPFIREが出資するなんてのもありかもしれない。メジャーレーベルやマネージメント会社とも個別に色々な形でコラボレーションをしてもいいのかもしれない。

CAMPFIREでレーベルをやるのも面白そうだ。

僕が参画しているBASEとCAMPFIREを使ったある秘策があります。アーティスト活動をしていくにあたっての相談窓口も作ります。元メジャーレコード会社やマネージメントにいた相談員を数人常駐させます。

今回、音楽への取り組みを強化するにあたって、某レコード会社にいた 岡田 一男 を口説いてCAMPFIREにジョインしてもらうことにしました。色々なレコード会社や芸能事務所のアーティスト(年間40組以上も手がけているらしい)のブランディングやプロモーションをやっている、一見胡散臭そうな男ですが笑、何かと音楽の知識や知り合いが多そうで、口説いたら参画してくれることに。

かつてiPodで音楽を聴いたり、YoutubeでMVを見るのがまだまだ珍しく、レコード会社が新しい技術にあまり好意的じゃなかった時代もあったけど、今は多くの人が音源データやストリーミングで音楽を聴くのが当たり前になりました。まるで空気を吸うみたいに自然なことへと。

まだまだ斜に構えられてしまったり、認知度も高くないクラウドファンディングだけど、おそらくすごく近いうちに、みんなが自然と使うようになっていくと思っています(そうなるよう頑張ります)

そんな気持ちからCAMPFIREで音楽を強化していく新しいサービスを立ち上げます。

アーティストが、ファンが、音楽に「燃える」ような気持ちを助けるための薪になりたい。声なき挑戦者の、小さな火を灯しつづけたい。そんな気持ちではじめていきます。どうぞお楽しみに。

一緒に何かやりたい、なんて方はぜひご連絡ください。