ほら足元を見てごらん

豊かさを目指した大きな物語が終わり、物語以後の日本を僕らは生きている。生活必需品は揃っている。餓死もしない。豊かさは実現した。その先の幸せとは?金も名誉も虚しい。経済危機や震災や津波で全部あっという間に壊れてしまう。学校や会社にいても孤独を感じる。友達はいる。でも寂しい。

何かをしたい。でも何をしていいのかわからない。出来るとも思えない。自信が無い。劣等感や辛い過去が自分を縛る。コミュ障。ネットの向こう側の友人とやりとりしても虚しい。世界に自分一人だけ取り残された気がする。死にたい。死ぬほどの勇気もない。生きたい。でも生きる理由も見つからない。

何だあいつら結局リア充じゃん。リア充は敵だ。羨ましい。妬ましい。むかつくから叩いちゃえ。見渡せば敵だらけ。韓国?中国?全部敵だ。原発も東電も放射能も敵だ。一致団結して叩かねば。生活保護?俺らの血税を無駄にするな。困窮するのは自己責任だ。頑張らないからだ。俺らまで巻き添えにするな…なんてね。

不安な時代、未来が見えないからこそ、何かしら敵を作りだして一致団結し、そこに居場所を見出そうとする気持ちはすごくわかる。みんな不安なんだよね。その思いは右も左もリア充も非リアも一緒なんだよ。

敵を作って叩くことで居場所を見出すのではなく、不安を抱えながら生きざるを得ない僕らだからこそ、対立軸を超えて優しい社会を作っていこうよ。思想の違いはもちろんあるだろう。だけど、お互いにその異なる思想を尊重し合えばいいんだよ。違いを否定するのではなく、許しあう。それが居場所だよね。

対立軸を作ることで一致団結する。動員する。政治する。他国と対峙する。そんな時代もあっただろう。でも僕はもうそんな時代じゃないと思うんだよ。豊かさを実現した。バブルが弾けた。震災もあった。そんな体験をした日本だからこそ、日本人だからこそ、実現できる優しい社会があると思うんだよ。

大きな物語が終わってしまった絶望の国、日本。そんな絶望の国だからこそ作れる、弱い人や少数派や他者に優しい社会だけが希望だと思うし、世界中で絶望を抱えた人たちの希望の国になればいいと思っています。日本という国が好きだから。そんな事を考えながらひとりでファミレスにいますヽ(;▽;)ノ

キロロの「未来へ」がBGMで寂しく流れる、一人きりのファミレスですが何か。ほら足元を見てごらん、これがあなたの歩む道。

とっくに道外しとるわ!