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想い続ける

地元の生産者の方々と交流をしながら、被災地の食材を食べつくすイベント、「解放食堂」を始めたきっかけは、高木新平と共に被災地を回った時の出来事でした。僕らは連日、地元の漁師さんが集まるようなスナックに行っては酒を浴びる様に飲み、ベロベロになりながら、ももクロなんかを入れて踊ったりしてたんだよね。地元のお客さんも巻き込んだりして。

ほんで、スナックのママに「もう帰りなさい」とか怒られて帰ろうとしてた時、お店の若い女の子が「今日はとても楽しかった、ももクロを踊れる日が来るとは思わなかった、地元の人間でもふざけたりしちゃいけない”空気”が震災後ずっとあったから…」と言ってくれたんだよね。… READ MORE

反原発ということ

放射能を恐れ家族で遠くに避難するということ。社会との接続を断ち自然と共に暮らすということ。被災地の食材を食べないということ。まだそこに住む被災者の存在を無視し放射能の恐怖を煽ること。個人レベルでの逃避行動は否定出来ないが、それは結局社会との決別を意味するのではないか。

遠隔地に越すことで放射能から家族を守ること。現代文明を否定し自然と共に暮らすこと。その選択が正しいのか正しくないのか僕にはわからないが、自分を社会から切り離して生きて行けるのか。根本から見直すべき問題があるんじゃないか。震災後あれだけ皆が言ってた「絆」を断ち切る行為なんじゃ無いか。

自分を社会から切り離し、遠くに逃げた先から「被災地の食材は食べるな」「福島は隔離しろ」「奇形児が産まれる」なんて煽る行為は、この危機的な状況にある日本の中で、あまりにも自分のことしか考えていない様にも見える。もっと根本的に、日本や社会を変える視点で生き方を考えるべきなんじゃないか。… READ MORE