人が抱える劣等感や罪悪感や妬み憎しみ怒りなどを、僕は「心の中にある臭いを放つドロっとした液体の入った壺」だと今まで言ってきたが、二村ヒトシさんは著書の中でそれをシンプルに「心の穴」と定義していた。求める気持ちや人を傷つけてしまうネガティブな感情と共に、その人の魅力もその心の穴から湧き出てくる。
大事なのはその湧き出てくるネガティブな感情を自らふさいだり、他人に蓋を求めたり、コントロールしようとするのでは無く、自分で受け入れて、許してあげること。自分を承認できる人だけが、他人をも承認してあげられる。そしてその代替不可なドロ壺こそがその人固有の魅力となり、その人の物語になっていく。… READ MORE