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さよならインターネット 序文

インターネットが「ハサミ」?

ある日、仕事の合間にお茶をしていたときのこと。インターンシップをしていた20歳の学生が、ぼくにこんなことを言いました。

「家入さんは『インターネットが大好き』とよく言うけれど、ぼくにはその意味がわからないんです。なんだか『ハサミが大好き』って言っているみたいで」

インターネットがハサミ? 一瞬、意味がわかりかねたこの言葉。どうやら彼は「インターネットなんて、ハサミのようにあたりまえに存在するもので、わざわざ賞賛する価値があるような対象ではない」と考え、そうたとえたようです。

しかしぼくにとってのインターネットとは、10代半ばの引きこもりのさなかに光を与えてくれた大きな存在。… READ MORE

ここでしか見れない景色

もし自分が小さなカフェオーナーだったら、ということを考えると、地方創生については理解しやすくなる気がする。大手レストランの真似ばかりしたり比べていてもお客さんはやってこない。小さくても、華やかじゃなくても、自信を持って言える「何か」は自分のそばにある。それは与えられるものじゃない。

上手くいった他店の真似ばかりした結果、コピペしたようなお店ばかりになってしまう。「こうすれば上手くいきます」なんてやり方は無いんだよね。街並みも、ゆるキャラも、町おこしイベントも、既視感しかない。コピーされるものの価値は限りなくゼロに近くなる、これはデジタル産業に限った話じゃない。… READ MORE

疲れないインターネット

誰とでも繋がれる、誰でも何でも言える、表現できる。そんな夢みたいな世界がやってきたけど、なんだかうーん、どうも違う感。この違和感はなんだろう。

タイムラインを覗けば、毎日の様に何かしら何処かしらで炎上が起きている。石を投げる人たち、投げ返す人たち。そこにゴールは無い、論破するかされるか、最終的にアカウントを消すか鍵をかけてハイ終わり。なんなんだろう、この気持ちの悪さ。そこに幸せはあるのか。

違いを違いとして認め合う、違いを違いとして距離をコントロールする、多様性とはこういうことなんだと思う。人と人は決してわかりあえない。わかりあえないことを前提に、自らがどう立ち振る舞うか、なのだ。ゾーニングがうまくいってないのか、どうも今のネットコミュニティはそこがグチャグチャな感じがするのだな。… READ MORE

可愛いは作れるが、作り物は壊れる

着飾り見栄をはり自分を作り大きく見せることはとても疲れる。もうね、疲れることなんてみんなしなくていいと思うんだよね。大きいことはいいことだ、なんて嘘です。人が張りぼてばかり作り続けた結果どうなったか。張りぼては大きいほど壊れた時のダメージはでかい。可愛いは作れるが作り物は壊れる笑

人は認めて欲しくて嘘をつき、もてたくて嘘をつき、救われたくて嘘をつき、お金欲しさに嘘をつき、プライドの為に嘘をつき、夢の為に嘘をつく。ああこの世は嘘で出来ている。自分自身すら騙し、嘘に嘘で対抗するから疲れる。このままだと僕もあなたもみんな疲れて死んでしまうよ。

コンプレックスや妬みを隠そうとするから自分にも外にも嘘をつく。見栄を張る。だったらさっさと晒してしまって相対化してしまえば嘘をつかずに済む。… READ MORE

なにかをやりたい

何かをやりたいけど何やっていいかわからない。という相談をよくうける。そんな時は焦ってもろくな事できないから、ゆっくり考えてみる。何かをやりたい、ってのは何だろう。何かをやって認められたいという承認欲求なんだろか。どこかに自分の居場所が欲しいという所属欲求なんだろうか。

とりあえずなにかやりたい!と燃えてるんだったら、まずは自分の周りで困ってることや人を見つけて、解決のお手伝いをしてみるのは最初の一歩としてはありかもしれない。自分がなにもやらなくても回るこの世界で、あえてなにかをやるというタフな道を選ぶのだったら、最初の一歩は小さくていい。… READ MORE