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問題の無い組織は無い

“問題の無い組織は無い” 社員5人なら5人なりの、30人なら30人なりの、80人なら80人なりの、1000人なら1000人なりの課題はある。それを一気に解決できる方法なんて無いよ。ひとつひとつ、”これが正解なのかな?”と模索しつつ積み重ねていくしか無い。

白馬の王子様はどこにも存在しない。組織にしろビジネスにしろ人生にしろ、ドラスティックに解決してくれる王子様を待ってるうちは、何も変わらない。ひとつひとつ積み上げるだけだよね

“私たちには、自らが解決できる問題しか起こらない。私たちのところに起こる問題は、すべて「ちょっと努力が必要な」問題ばかりである。あなたに解決できない問題は、そもそもあなたには起こらない。” by GMOスピリットベンチャー宣言

経営者の敗北

相談ならどれだけでも乗るが、一言でも「辞める」と明言された場合には絶対に引き止めないというポリシーを僕は最初の起業から徹底してます。なぜならそれは軽々しく口にすべき言葉では無いし、覚悟の上ならなおさら、引き止めるという行為は相手に対して失礼にあたると感じるからです。

その代わり、辞めた後やっぱり戻ってくるのは全くもって自由で、いつでもどうぞ、というスタンスです。流動性を高めるという観点でも、プラットフォームも会社も人付き合いも、そうあるべきだと思っています。

もちろん仲間がいなくなるのは辛いし寂しいし悔しいしなにより申し訳ないし、「引き止めない」なんてことを言ってるのは、もしかしたら自分が傷つきたく無いだけの、ただの強がりなのかもしれません。仲間が辞めるということは「まだここにいたい」と思わせられなかった、経営者の敗北なのです

自分たちの目指す世界をつくるため、一人でも多くの仲間を集め、前に進んでいく。仲間が増えることのダイナミズムもそこにあります。ですが、その過程で失ってしまうもの、置き去りにしてしまうもの、辛い思いをさせてしまうひとが存在することに、トップは常に自覚的であるべきだと思っています。

小さな言葉ひとつ、小さな態度ひとつ、小さな痛みひとつ、そのひとつ一つに、トップが鈍感になってしまった瞬間に、組織は終わってしまう、そう思っています。

繰り返しになりますが、仲間が辞めるということは「この会社にまだいたい、この会社で更に成長したい」と思わせられなかった経営者の敗北なので、どんな経緯であれ、最後には「申し訳ない」という言葉しか出てこないし、頑張って魅力的な組織にするからその時は良ければ戻ってきて欲しい、と本当に思う

いい人ブランディングぽすぎるのであえて言うと、ぼくは「例え親子であろうと他人同士は分かり合えない」という前提にたってコミュニケーションしているので、辞めるという人を止められるとも思ってないし、むしろ止められると思うこと自体がとてもおこがましいと考えます。

どこまで行っても他人は他人、たまたま同じ方向に歩く時もあれば、道が別れることもある、また合流する人もいれば、そのまま二度と会わない人もいるだろう、カリスマ性やリーダーシップを発揮して「あっち行こうぜ!」なんてタイプでも無いし、「僕はこっちいくけど一緒にどう…?」くらいな感じです。

自分でも何が正解なのか未だにわかりません。首根っこ捕まえて無理矢理にでも引き止めることも愛だとは思いますが、自分にはそれは無理なのでこういうスタイルに落ち着いてます。何が正解かはわからないが、問い続ける態度ではありたいな、と。常々。

大抵の挑戦は失敗する

なにか新しいことにチャレンジすると大抵の場合は失敗する。組織において失敗すると上司に怒られ、マイナス評価となる。上はまたその上に怒られるため、部下に「余計なことはするな」と命令し始める。最終的にはそうやって全ての人にとって「なにもしないこと」が正解となり、組織は腐っていく。

新しいことにチャレンジして失敗するやつが出たとする。「誰だあんな人間を採用したのは!」と人事や面接官が怒られる。そうなると人事や面接官にとっては、「無難な人間」の採用が正解となる。そうやって無難な人間が増えていき、イノベーションの起きない組織になっていく。

組織や上司に出来ることは「思い切り三振してこい!」とスタッフを打席に送り出し続けることなんだろう。三振して怒られ、連帯責任で怒られ、そんな組織じゃ誰も打席に立ちたがらないし、誰かが打席に立つことすら止めるだろう。大事なのは打率じゃない、どれだけ打席に立つかだってナンパ師が言ってた。

小さな火を灯しつづける、が理念である以上、僕らもまた、小さな火を灯しつづけなきゃいけない、CAMPFIREはそんな会社を目指しています(宣伝)

ガタついた歯車

社会不適合者しか入れない組織作る。

学校にしろ会社にしろこぼれ落ちちゃう子は今のシステムとの相性が悪いだけで裏を返せばどんな人間とも代替不可能なヒーローになる可能性を秘めていると思います。今のシステムでは会社にしろなんにしろ面倒臭い人間を入れた担当者が叱責を食らうので無難な良い子だけが組み込まれてく仕組みになってる。

歯車という例えは適切では無いかも知れないけど、今のシステムに適合する歯車は誰とでも代替可能で、いつでも交換されてしまう。システムに合わないガタついた歯車だからこそ、そのガタつきが生きる場所が見つかれば、それこそそのガタつき故に、どんな誰とも交換しづらいものとなる。と思う。

与えられた居場所で生きて、今度は居場所を与える側になっていけばいいのだと。かつての自分の様な人間に対して。

強さでしか生きられない社会から振り落とされてもなおそんな人間に強さを求めるというのは酷な話で、弱い人間が弱さ故につながり生きていく社会がぼくは美しいなと思うのだけど。淘汰を生まない仕組みこそが、人間の生存戦略だったはずだしね。

淘汰を容認するということは、自分もまた淘汰される側にいつだってなり得るということです。そんな社会は底抜けだろう。

恩というパス

自分がまだ若く未熟だったころ面倒を見てくれた大人の様な存在に、いま自分はなれているのだろうか。そんな大人に育てられておきながら、いざ成長すると若手を育てるということを放棄してしまってないか。目の前にいる生意気で無知で自信家な若者は、実は心細かったあの頃の自分なのではないか。

連綿と続く「恩」というボールのパスを、自分のところで止めてしまった瞬間に、すべては断絶し、終わってしまうのだと思う。

人を育てる人を育てたい。
人を育てる人が育つ組織でありたい。

民主的幻想

「民主的な組織」の3つの問題点 http://dennou-kurage.hatenablog.com/entry/2013/02/26/205408

上のエントリーはまさにその通りで、むしろ民主的な組織は問題点だらけ。ついでにもう一つあげるなら「責任の所在が曖昧になる」ということかな。民主的に決まった意見で失敗した場合「みんなが決めたことじゃん」とトップが言い訳する場合が多々ある。組織はゆるふわな独裁が良いと思う。

ぼくが知ってる会社で、しょんぼり尻すぼみになってる所はどこも、超民主的な組織形態をとってるところ。何を決めるにも多数決、上手くいかなければみんなのせい、じゃ誰もついてこないよね。トップがある程度の独裁でグイグイ引っ張ってかないとベンチャーは前に進まない。

多数決で決めたことが常に正しい、なんて幻想、いつの間にぼくらはすりこまれてしまったんだろう。そんなんで物事が前に進むならリーダーなんていらないよ。思考を放棄して部下や客の多数決で経営を判断し、空気を読みすぎて空気みたいになってしまってるトップだらけだ。

ワルソウなやつは

プロジェクト単位で有志が集まっておりゃっとサービスを立ち上げる、ワルソウ(悪ふざけ総合研究所)ってチームをしれっとやってたりするんだけど、何時の間にかメンバーが20名近くなっててびびった。

メンバーも増えて来て、そろそろ組織の形をどうするか考えていかなきゃいけない。今の時代だから出来る、新しい組織形態を模索したい。開発者、デザイナー、ディレクター、広報、ほか随時募集中です。お金とか出ないけどね。公式サイトも近々公開する予定。

普段はみんなメインの仕事があるんだけど、空いた時間で集まってサービスやビジネスをスピーディに立ち上げる。それが伸びそうであれば、分社化するか事業部化する。利益や配当は正しく分配する。このやり方に適した組織形態は何だろう。ギルドや海賊に近いのかもしれない。

僕は場づくりと物づくりに徹するよ。メンバーが集まれる場所をつくり、メンバーを集め、仕組みを考える。この組織形態がワークし始めたら結構やばい事になる気がする。受注発注、雇い雇われじゃない、新しい形。やりたくない受託仕事もやらなくていい。問題点は何だろう。考える。

そこから産まれたビジネスや、その実験を通じて得られたものを有料メルマガや書籍で僕が発信して、その利益をみんなの交通費や書籍、合宿代などに充てる。収支はクリアにする。続けて行くうちに立ち上がったビジネスの分配利益で食って行ける人たちも出てくるだろう。

その組織のメンバーとは契約では無い繋がりである以上、入ってくる子と同じくらい卒業・脱落していく子もいるだろう。でも、そのくらい流動的でいい。メンバーのメリットは何か?仲間が出来る、ひとりでは出来ないサービスを作る事が出来る、上手くいけば収益になる、自分のポートフォリオに追加出来る。

同じ様なチームって他にもあるんだろうけど、スピード感が違うんだよね。僕はチームのみんなにスピードとクオリティを求める。給与とか払ってる訳じゃないのに図々しいね。でも僕らの繋がりはそんなんじゃないってのを知ってるから。そこで産まれた物はお金以上のメリットになるのを知ってるから。

雇用する側もされる側も、今の時代はお互いにそんなにメリットが無いと思ってる。福利厚生、社会保険。無駄だし機能していない。僕らはもっと身軽であるべきなんだよ。と思う。