恩というパス

自分がまだ若く未熟だったころ面倒を見てくれた大人の様な存在に、いま自分はなれているのだろうか。そんな大人に育てられておきながら、いざ成長すると若手を育てるということを放棄してしまってないか。目の前にいる生意気で無知で自信家な若者は、実は心細かったあの頃の自分なのではないか。

連綿と続く「恩」というボールのパスを、自分のところで止めてしまった瞬間に、すべては断絶し、終わってしまうのだと思う。

人を育てる人を育てたい。
人を育てる人が育つ組織でありたい。