最先端の国、日本

海外は興味無いんですか?ビジネスやらないんですか?と良く聞かれるが。正直全く興味ない。少子高齢化が今後全世界を覆いつくすが、その先端を行ってるのが日本の地方。海外に行くくらいだったら、地方でビジネスやるよ。それが世界のロールモデルになる。

日本地方の高齢化率はやばい。世界の先端を行ってる。半分近くが65歳以上なんだよ。今後の世界を考えたら海外で何かをやるより、日本の若者とジジババを接続する方が先だろ、と思う。都心のジジババの孤独死はよく問題になるが、地方でもどんどん増えてるんだよ。縦の繋がり(血)も横の繋がり(共同体)どちらも断絶し始めている。結果、地方の一軒家の高齢者の孤独死が増えてる。

話がそれるけど、シェアハウスが若い子たちの間で浸透しつつあるのは、血の繋がりすら薄れてきた中で、擬似家族を作ろうとしてるんだと思うんだよね。つまり、本能的に孤独死しないためにどうしたら良いのか、敏感に感じとってるんだと思う。

話を戻します。地方に行くと目にするのが、パチンコかスーパー銭湯にいる老人。お金の使い道が無いんだよね。仲良くジジババで銭湯に行ってるのかな?と思いきや、個別に一人で風呂に入り、一人でビール飲んでる。あまりにも悲しすぎるよね。震災のあった東北ではパチンコ屋だけがどんどん復興してる。なにかおかしい。

震災では人口の減りより事業所の減りの方が激しかったんだよね。要するに人口の数に対してビジネスが足りてない状況。不謹慎だけど、これはある意味チャンス。起業するなら一度強制リセットされた東北でやって、雇用と消費を産めば貢献にだってなるさ。みんなお金を使う先、つまり娯楽が足りてない。

津波で何もかも流された土地で、若い夫婦が立ち上げた掘っ立て小屋の様なパスタ屋が大繁盛してるんだよね。もちろん味も美味しいし雰囲気も良く頑張ってるんだけど。単純にビジネスが足りてないから、何かを新しく立ち上げるならチャンスなんだと思う。そして、それこそが貢献になる。

海外とかグローバリズムとか言う前に、日本で踏ん張って僕らのやれる事ってもっとあるんだと思う。もっと地方やお年寄りに目を向けたら、ビジネスチャンスなんか腐る程あるよ。途上国はわかりやすい市場がこれから伸びるが、先進国ではLGBTなども含めマイノリティの中からしかヒーローは生まれない。