WEBサービス的発想

【質問】ハードを作る開発者(化学品、機械、化粧品など)が起業する場合ソフトの開発者に比べて最初のハードルが高い気がするのですがどうお考えですか?リスク分散という意味での起業ならどのようなことを始めようか考えていますがなかなか難しいですね。

質問への回答。その業態の中で、イニシャルコストを抑え、リスクを最小限に出来る事は無いかを考えてみる。僕が最初に起業した個人向けサーバーも、業界の常識ではまずサーバーや回線を購入する所を、僕は他社のレンタルサーバーを借りて分割して安く個人ユーザに提供する所から始めてみた。これだとイニシャルも抑えられ、結果、ユーザーへの販売価格もかなり下げる事が出来る。業界の人たちからは絶対にあの金額だと利益が出ないと言われてた。

発想がWEBサービス的って言われた事があるんだけど、どの業態でも最初に心掛けるべき事は同じで、とにかくイニシャルコストを抑え、スピード優先で立ち上げて、軌道修正はその後に随時行い、ランニングコストもとことん抑え、撤退は何時でも出来る様にしておく。これだけ守ればどの業界でも資本金が少なくても一人で起業は可能なんじゃないかな。

そして、とにかく業界のルールとかしきたりとかセオリーとか常識に対して疑ってかかる。疑って、ひっくり返してみる。他業界の人が異業種で成功しがちなのは、その業界の常識を全く知らないから。僕らは非常識でいい。