All posts tagged “チャレンジ

大抵の挑戦は失敗する

なにか新しいことにチャレンジすると大抵の場合は失敗する。組織において失敗すると上司に怒られ、マイナス評価となる。上はまたその上に怒られるため、部下に「余計なことはするな」と命令し始める。最終的にはそうやって全ての人にとって「なにもしないこと」が正解となり、組織は腐っていく。

新しいことにチャレンジして失敗するやつが出たとする。「誰だあんな人間を採用したのは!」と人事や面接官が怒られる。そうなると人事や面接官にとっては、「無難な人間」の採用が正解となる。そうやって無難な人間が増えていき、イノベーションの起きない組織になっていく。

組織や上司に出来ることは「思い切り三振してこい!」とスタッフを打席に送り出し続けることなんだろう。三振して怒られ、連帯責任で怒られ、そんな組織じゃ誰も打席に立ちたがらないし、誰かが打席に立つことすら止めるだろう。大事なのは打率じゃない、どれだけ打席に立つかだってナンパ師が言ってた。… READ MORE

再チャレンジ

まだまだ子供だった僕が、ちょっとした悪ふざけで発した他愛ない一言で、クラス一の人気者の座から瞬く間に滑り落ちたのは、中学二年生のときのことでした。

何度か訪れた再起のチャンスをことごとく掴みそこねた僕は登校拒否児童となり、頑張って入学した高校も一年で中退、その後三年にわたる引きこもり生活を経て挑んだ芸大受験にも、やっぱり失敗。と同時に父が大事故に遭い、我が家に多額の借金があることが判明。さすがに甘え続けるわけにはいかないと奮起して就職したデザイン会社も、結局は一年もたたないうちに退社してしまいました。

そんな僕が、家族と一緒に過ごす時間を持ちたい一心で会社を興したのは、今から五年前のことでした。インターネット上で「ロリポップ!」という、当時では珍しかった女性向けのホームページレンタル事業を始めたところ、思いがけず大ヒットしたのです。会社はどんどん大きくなり、今では福岡と東京に、約百名のスタッフを抱える、年商十三億円のIT企業へと成長を遂げました。外に出られず、引きこもってパソコンに向かってばかりいたかつての僕、人の目を見て話が出来なかった僕、何をやっても長続きしなかった僕が、今では「社長」なんて呼ばれている。… READ MORE