All posts tagged “お金

グラデーションになるお金の入り口と出口

純粋な寄付や支援でも無い、かと言って利回り重視の金融商品への投資や投機でも無い、その間のグラデーションのようなお金の入り口って、まだまだあると思っています。例え利回りは少なくとも、僕らの社会が良くなれば、それは大いなる利回りなのでは、という考え方。これからのお金はそこに向かう。

これまで金融と非金融ってパキっと別れてたんだと思う、既存産業や経済が小さくならざるを得ないなかで、その境界線はどんどん曖昧になっていく。金融的にこぼれ落ちてくる人を非金融で包摂するのが、いわゆるフィンテックなのだろうと信じてる。

例えば出版業界における取次の仕組みって、ある時代においては売れない作家や出版社にとっての金融的な包摂だったんだよな、その市場が小さくならざるを得ない中で、こぼれ落ちる人のために何ができるのか。金融と非金融の壁がなくなっていく。… READ MORE

あなたは3万円をどう稼ぎますか

例えばpolcaでの「3万円を集めてフリーペーパーを作りたい!」みたいな企画。「3万円くらいの金額、バイトして稼げ!」という人も世間一般にはたくさんいるが、「3万円くらいだったら300円を100人で支援したほうが楽しい!」と思う人たちもたくさんいる。同じ「3万円くらい」でも考え方に差が出る。

もちろん、自分ひとりでバイトで稼いだ3万円もとても尊い。だが300円を支援してくれる100人の存在は、これからどんな活動をして行くにしても心強い仲間になる。

大阪の路上で5円玉を5円で売ってるおじいちゃんがいる、という話。5円を支払うと、5円玉を買える。この話を聞くと誰しもが「意味あんの?」と思う。ただその5円のやりとりの際に会話が生まれる。コミュニケーションがそこにある。5円は行って来いで戻ってくるが、新しい価値がそこに生まれてる。… READ MORE

フレンドファンディング polca リリース!

polcaは割り勘や送金・決済アプリでは無く、コミュニティサービスです。個人と個人で成り立つ小さなコミュニティと共にお金が流通する、優しい世界を目指しています。

インターネット黎明期からずっと関わってきた人間として、距離も時間も国境も超えて個人が繋がれる世界がインターネットによって実現したことは喜ばしいのだけど、一方で多発する炎上を見てると「人と人はわかりあえない」という事実が明確になってしまったのも側面としてあるなと思っています。

インターネット空間はこれからも広がり続けるでしょう。一方で個人を中心とした、居心地の良いコミュニティは小さく小さくなり続けるのではないでしょうか。それを僕らは小さな経済圏と呼んでいます。身近な友人や共通の趣味などで繋がった個人同士で、時には支えあいながら生きていく。… READ MORE

クラウドファンディングからフレンドファンディングへ

ポルカという新サービスのティザーが出ました。

https://polca.jp

クラウドファンディングって大義名分が無いとダメなんじゃないか?とか、小さな金額でも使っていいのかな?とか、炎上が怖い!とか、達成しなかったら恥ずかしい、とか、まだまだハードルが高かったと思います。もっと身近に、もっと気軽に使ってもらえる仕組みにすべきだと考えました。

アメリカで生まれたクラウドファンディングという仕組み。お金集めの民主化を目指す僕らとしては、支援を募る新しい仕組みとしてとても素晴らしいものだと信じています。でも、もっと、日本に最適化した仕組みに出来るんじゃないか。僕らは常に考えています。… READ MORE

小さな声

5万円で個展したいとか、10万円でzine作りたいとか、20万円で海外行ってきたいとか、そんくらいのカジュアルさでCAMPFIREをもっと使って貰えるものにしていきたいなー。「お金が無いから…」という言い訳をこの世から無くしたい。

実際にお金が集まるかどうかはまた別の議論として、「誰でも声をあげようと思えば、たとえ小さくても声をあげられる」「そんな小さな、声なき声をひろいあげることができる」という事が重要だと思ってます。インターネットが普及したということの本質はそこにあるんじゃないか。

ペパボの時も、リバ邸の時も、studygiftの時も、BASEの時も、前回の都知事選も、そしてCAMPFIREでも、それは変わらない気持ちです。… READ MORE

どこかの芝生は青い

もっと綺麗になる必要も、もっと幸せになる必要も、もっとモテる必要も、もっと年収があがる必要も、もっと自分らしくある必要も、全く無いんだからな!周りを見渡せばそんな情報ばかり、それは欲望を作り出してお金に変える仕組み、これを僕は「どこかの芝生は青い」システムと呼んでいる(今つけた)

「あなたはこんなところにいるべきじゃない、もっとあなたらしくいられる場所がどこかにある」なんて嘘っぱちの夢や希望を見せて欲望という名のニーズをマネタイズするのはビジネスにおける常套手段だからな!気をつけろ!… READ MORE

好きなだけ使えるお金

好きなだけ使えるお金があったとして、家入さんなら何をしますか?と聞かれたので、そんな中からは何も面白いものは生まれないと思うので、考えたこともありません、と答えた。だって本当に考えたことも無いもの。制限やハンデの中でこそ、クリエイティブなものは生まれると思うな。自由とは、束縛が無いことでは無く、束縛の外に出ようとすること。ただ、自分を束縛しているものが何なのかってのは、今の時代には見つけづらくなっているのかもしれない。… READ MORE

お金はコミュニケーションツール

見てくれてた方もいると思うけど、ツイッターで銀行口座晒し祭りをやってました(注・2013年7月当時)。銀行口座なんてさっさと晒してしまって、入金があればラッキーじゃんね笑。というよりは、入金する/される事で人と繋がる所に面白さがある。お金なんてコミュニケーションツールでしか無い。

お金なんてコミュニケーションツールでしか無いんだから、遊ぶ様に実験をする様に使った方が面白い体験が出来る。お金で色んな実験をして、従来のお金に込められた意味を無にしたい笑。紙幣の信用を担保するはずの国を信用出来ないなら、お金で楽しむしかない。

本屋に行くと「金を稼ぐ」「金を貯める」本ばかりで、「いかに金を使うか」なんてのはなかなか無いよね。経済成長期はそれで良かったのかもしれないけど、経済が成熟して今後低度成長しか見込めない時代には、お金をどう使うかが重要になる。クリエイティブな消費を考える。… READ MORE

クラウド貯金箱

金が余ってる時は金の無い人に振り込んであげて、自分が足りなくなった時は誰かに振り込んでもらうWebサービスやりたい。振込金額がカルマポイントになって、カルマポイントが高ければ良い人アピールが出来る笑。ネットで日本中のお金を共有財産にするプロジェクト…おすそ分けプロジェクトとでも命名しよう。

日本中のお金のおすそ分けプロジェクト。昔からある沖縄の模合なんかとも似ているのかな。ちゃんとシステム作ったところでワークするかどうかはわからないけど、ゲーム感覚で全然知らない他人に振り込んだり、振り込んでもらったりするの超楽しそう。考えてみよう…

かつて僕はブクログと言う日本中の本棚の共有サービスを作った。本棚はその人となりを表すよね。並ぶ本やCDを見ると大体どんな人かわかる。そして次はお金を共有したい笑。財産を共有して、おすそ分けし合うサービス。クラウド貯金箱。… READ MORE

牛あいがけ

お金って何だろうと考える。生きてく為に必要なもの。確かに。食べたり生活インフラに必要。努力した人が報われるもの。うん。数値化された指標は解りやすい。より幸せになる為に必要なもの。んー。幸せって何だろう。見栄を張る事?美味しいものを食べる事?海外に行ける事?何だろう。

昼からビールを飲める事。あー確かに幸せだ。良い車に乗るため。悪くない。デザイナーズの服を身にまとう。女が欲しい。無いよりはあった方が良い。お金を欲しい色んな理由がそこにある。全部解るし稼ぐ事をディスる訳じゃない。でも。でもでも。無いなら無いなりの幸せはどこにあるんだろ。とも思う。

「最近のお前は変だ。もっと稼げ。逃げてるだけだ」と友人に言われた。今まで散々稼いで来た。もちろん上にはもっと居るけど何とか上場までした。豪遊したし高級時計も黒いカードも持った。その時は確かに楽しかった。でも何でだろう。幸せって何だろう。稼ぐって何?僕は何から逃げてるんだろう。… READ MORE