All posts filed under “つぶやき

友人へ

死を想うということ。目を背けずに死を見つめることで生の輪郭を描くということ。残された人がその人の死の意味を見出すこと。見出だして尊重すること。尊重して背負うということ。あまりにも突然過ぎてまだ受け入れられないが、その死を尊重します。ご冥福をお祈りします。… READ MORE

やってこ!

土曜日、急に思い立ってBAMP編集長の柿次郎に会いに長野へ。

”地域で生きる小さな声を届けるウェブマガジン” BAMP が始まって一年。新しくシンカイも始まり、風の人である柿次郎の活動が広がると共に、BAMPも本質を大事にしながらも、少しずつ変化していきたい。

思いつきで行ったシンカイだったが、このタイミングで柿次郎とゆっくり話せたのは、偶然でも必然でもあるように思う。

READ MORE

セイコー六本木同窓会

セイコー六本木ビル同窓会。FreakOutも、Anriも、Coineyも、みんなのマーケットも、ママリも、カンムも、ピュレカも、そしてCAMPFIREも、BASEもこのビルから生まれたのだ。そう考えると、すごい雑居ビルだな…。

死んだ蝉を投げつけたり、ミシシッピーアカミミガメを飼ってたり、大家に怒られたりと何かとひどかったが、IPOもバイアウトも生まれ、そして一社として未だに死んでないのはすごい(むしろインターンの子の方が先にバイアウトしてたりする)… READ MORE

逃げるという選択肢

なぜだか今になって、2013年に書いた記事が最近バズっていた。 就活自殺

何度も言うけど、追い詰められたら人は簡単に死ぬよ。その死は自殺では無く、もはや他殺。立ち向かうなんてもっての他、追い詰める側が引かない限りは、とにかく逃げて自分で余白を作るしかない。そして、逃げた先でまたその後のことは考えたらいい。就活以外でも同じです。

逃げるという行為はネガティブにとられがちだけど本来自己防衛本能として正しい行動なんだよね。ウサギはあの耳で敵を察知して逃げるでしょ。逃げるな戦え、と言われ続けた僕らはきっと防衛本能が衰えてしまってるんだろう。僕は死なないために逃げ続けて今ここにいます。逃げるのは悪いことじゃない。… READ MORE

先ずは手を伸ばす

何かやりたいことがあったときに、やり方がわからない時は「とりあえず想像できうる限りの単語で検索してみる」「本屋にいって、コーナーを探し、適当に本を立ち読みしまくる」っていうだけで、最初の一歩は踏み出せると思うのです。

— けんすう (@kensuu) 2018年3月17日

今から約20年前の深夜、「レンタルサーバーの始め方」という本を福岡の片田舎の本屋で手にして、ロリポップを立ち上げ、今があります笑

退屈な毎日や不満だらけの人生を180度変えてくれる、”キッカケ”なんて、そうそうやってこない。暗い井戸の底にいるのなら、先ずは手を伸ばしてみるしかない。たまたま伸ばした瞬間に糸をつかめる人もいれば、一生伸ばし続けてもつかめない人もいる。でも伸ばさない限り、糸はつかめない。… READ MORE

問題の無い組織は無い

“問題の無い組織は無い” 社員5人なら5人なりの、30人なら30人なりの、80人なら80人なりの、1000人なら1000人なりの課題はある。それを一気に解決できる方法なんて無いよ。ひとつひとつ、”これが正解なのかな?”と模索しつつ積み重ねていくしか無い。

白馬の王子様はどこにも存在しない。組織にしろビジネスにしろ人生にしろ、ドラスティックに解決してくれる王子様を待ってるうちは、何も変わらない。ひとつひとつ積み上げるだけだよね

“私たちには、自らが解決できる問題しか起こらない。私たちのところに起こる問題は、すべて「ちょっと努力が必要な」問題ばかりである。あなたに解決できない問題は、そもそもあなたには起こらない。”… READ MORE

FAAVOが仲間入りしました!

地域特化型クラウドファンディングのFAAVOさんを事業譲受いたしました。これによりプロジェクト数、流通額などで国内最大のプラットフォームになります!地域課題とクラファンは本当に相性が良い。その先駆者であるFAAVOさんと心強い仲間が増え、本当に嬉しいです。

“地域に足をつけて生きる方々の、個々の「小さな物語」の集積こそが、地方創生の本質なのではないか。本当に大事なものは、実はすぐそばにあるのではないか。「小さな物語」を僕らはたくさん作っていきたい。” 僕らがCAMPFIRE x LOCALを立ち上げた時に発信したメッセージです。

僕は「地方創生」という言葉があまり好きではありません。なぜならその言葉には、”におい”を感じないからです。どこかの地域でうまくいった事例をコピペして、また別の地域にそっくりそのまま適用しようとする「システム」のように感じるからです。その地域に生きる一人一人の顔がイメージ出来てない。… READ MORE

業を起こす

だから偉い、だから凄い、という訳ではなく、起業家とは、往々にして社会に馴染めなかった不適合者であり、むしろ自分側に社会を寄せることで、自分の信じる世界を実現しようとする人間なのだと思う。そういった意味で起業家とは業が深く、まさに「業を起こす」と書いて起業家なのである‬。

繰り返しになりますが、起業家とは別に偉くもなく、どこかで雇われて働くということが出来なかった、ただそれだけなのだと思います。どこかに就職して、日々目の前の仕事に向き合って働く、それはそれで本当に尊く、美しい態度だと思います。自分には出来なかった分、本当にそう思う。

戦うべき敵を見誤らず、ただ自分の描きたい世界を信じて、仕事に真摯に向き合っていけば良いのだと思う。それが起業という形であれ、就職という形であれ。… READ MORE

ユーザーファーストとは

自慢のカレーのみを出すお店だったはずが、徐々にお客さんも付いてきて、常連さんの「たまにはハヤシも食べたい」「マスター、ラーメン作ってくれない?」なんて声に応え続けた結果、なんのお店かわからなくなってしまう。これはユーザーファーストとは言いません。個人的にはそんなお店も好きですが…

ユーザーにアンケートをとる、ユーザーの希望する機能を無思考に付ける、多数決を取る、なんて行為は一見ユーザーファーストのようで、プロダクトの責任をユーザーにただ負わせるだけ、という無責任な態度でもある。プロダクトはあくまで作り手にとっての”作品”であるべきで、それこそが”責任”だろう… READ MORE

民発の道具

権威が持っている道具とかパワーの「民主化」という、大きいものの特権が解体され、民にそのケイパビリティーが移っていく、という考え方よりも、民発、みたいな逆からの力学で権威も民から出発した新しい道具を使わざるを得ない、という整理の方がすっきりくる感じ。クラファンも、ICOとかも。

CAMPFIREの掲げる「資金集めの民主化」という言葉も、従来の金融機関といった権威を解体して民主化すると言う話ではなく、クラウドファンディング”的”な思想やサービスが、民発でうまれ、浸透し、結果的に、国家や既存権威が変わらざるを得なくなる、なんてところを目指したい。

フィンテックなんて言われるが、金融領域だけで起きてることではなくて、音楽や出版、いろんな領域で起き始めていることなんだと思う。既存の大手や権威と真っ向から戦ってもしようがない。僕らは巨象が気づかないうちに、身動きが取れない間に、ゲリラ戦で狭く深く穴を掘る、蟻でなければならない。… READ MORE

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。年末に誕生日も迎え、早いもので30代最後の年になりました。僕の人生のテーマである「居場所をつくる」から、今年は「居場所をつくる人をつくる」にシフトして、あらゆる活動を通じて包摂モデルを形にしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

CAMPFIREやBASEなどを通じた金融包摂の実現、リバ邸などの居場所づくりを通じた社会包摂の実現、エンジェル投資を通じたスタートアップエコシステムへの貢献、この3つに引き続き力を入れていきます。数は大事ではないが、今年で合計の投資先は100社を超えると思います。

20代前半で起業し、上場したのがちょうど10年前の29歳でした。30代の10年はろくでもないこともたくさんやらかしましたが、社会課題に民間からどう向き合うか、という視点で様々な活動の下地を作ってきました。来年からの40代の10年間をどう生きるか。起点となる最後の一年なので、「ぶっ倒れるなら前のめり」精神でしっかり突っ走りたいと思います。… READ MORE

幻冬舎さんとJVを設立します

CAMPFIRE×幻冬舎 出版業界を改革する共同出資会社設立に関するお知らせ 幻冬舎さんとジョイントベンチャーを設立します。

深刻な出版不況が叫ばれる現代、 本はなかなか売れず、 書店のみならず、 本を作り流通させる出版社や取次会社にとっても厳しい現実がやってきています。 よく言われる「若者の活字離れ」とは、 真実なのでしょうか。 実際、 若者は毎日スマートフォンで文字を追っています。 本の情報が的確に届かない、 欲しい本があってもすぐ買えない。 これはネット時代において大きな変化を創造できなかった既存の出版業界のシステム全体の問題であります。 どうしたらもっと、 本というコンテンツを多くの読者に最適に届けることができるか。… READ MORE

CAMPFIRE忘年会

お酒も入り、楽しそうなみんなの顔を見ていると泣きそうになります。この一年で50名以上増え、100名近くになりました。生きてるといろんなことがあります。これから辛いことがあった時に、『CAMPFIREで働いていてよかったな』と思える場所を作るのが、僕の仕事です。辞めても戻ってきたいと思ってほしい。僕は、みんなのことが大好きです。… READ MORE

グラデーションになるお金の入り口と出口

純粋な寄付や支援でも無い、かと言って利回り重視の金融商品への投資や投機でも無い、その間のグラデーションのようなお金の入り口って、まだまだあると思っています。例え利回りは少なくとも、僕らの社会が良くなれば、それは大いなる利回りなのでは、という考え方。これからのお金はそこに向かう。

これまで金融と非金融ってパキっと別れてたんだと思う、既存産業や経済が小さくならざるを得ないなかで、その境界線はどんどん曖昧になっていく。金融的にこぼれ落ちてくる人を非金融で包摂するのが、いわゆるフィンテックなのだろうと信じてる。

例えば出版業界における取次の仕組みって、ある時代においては売れない作家や出版社にとっての金融的な包摂だったんだよな、その市場が小さくならざるを得ない中で、こぼれ落ちる人のために何ができるのか。金融と非金融の壁がなくなっていく。… READ MORE

フィンテックとは金融包摂であるべき

そう遠くない未来に発表できると思いますが、日本では課題先進国でシュリンクしてゆく経済のロールモデル作り、海外の新興国ではこれから伸びゆく産業に対しての施策をやっていきます。振り子のように日本の地方と海外を繋いでいきたい。フィンテックの本質とは金融包摂であるべきだと思っています。

小さくなる日本経済での個々人の幸福モデルは地方におけるマルチセクターによる支え合い、すなわち小さな経済圏であると信じてますし、また、一方で日本の豊かなお金はこれからの新興国に積極的に回して新しい経済圏を作っていくべきだと信じています。

スタートアップへのエンジェル出資も、リバ邸も、BASEも、CAMPFIREも、僕の中では一貫した、これからの小さな経済圏への思想に繋がっています。… READ MORE