コンプレックスは共通言語である

人は大なり小なりコンプレックスを持つ。容姿や心、学歴や仕事、恋愛、そして過去。仮面を被り筋肉をつけ厚化粧をしバリアを張ることでコンプレックスを隠す人がいれば、逆にさらけ出して表現や笑いに変えたり武器にする人もいる。コンプレックスとは傷口であり、コンプレックスには匂いがある。

コンプレックスとは傷口であり、匂いがある。傷口が深ければ深いほど、隠せば隠すほど、匂いを発する。僕はその匂いをプンプンさせる人に興味を持つ。どんな傷口なのか、どんだけ深い傷なのか。年齢も職種も関係無い。コンプレックスを持つもの同士の共通言語みたいなものだけがある。

ある経営者はコンプレックスを払拭しようと努力し一大グループを築いた。あるお笑い芸人はそれを笑いに変えた。あるアーティストはそれをキャンバスにぶつけて創作した。やってる事も動機もそれぞれ違えど、そこにはコンプレックスという共通言語がある。その共通言語の上に乗る表現が違うだけだ。

コンプレックスをどれだけ隠しても、どれだけさらしても、その傷口が癒えることは無いし、匂いは消え無い。ただそこにいつまでも深い傷口があるだけだ。その傷を見ないふりをして放置をするから、悪化して化膿する。負ったものはしようが無い。どの様にそれを表現に変えていくかが大事。

コンプレックスは匂いを発する傷口であり共通言語である。僕の周りにいる子や大好きな人たちはみんなプンプン匂いを発してる笑。どんな嫌いな奴でもその匂いを漂わせる人は愛おしい。僕はその匂いを感じ取り、その共通言語で会話をし、傷口同士がくっつき合う様に仲間を作り、表現に変えていきたい。

コンプレックスとは共通言語である、という言葉を夢の中で思いついたので使いたかっただけです。

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個人の可能性を解放するプラットフォームと居場所づくり。CAMPFIRE代表、BASE共同創業、ペパボ創業、NOW代表、リバ邸創設、ブクログや渋谷オンザコーナー、しぶや花魁をつくったり。現代アート蒐集も。長野の森に住んでいます。