Yearly archives of “2013

アウェイ

「新年から心新たに始めよう」なんて決めたことは、往々にして2月3月とずれ込みがち。毎日がやるべき事の連続で、それが繋がり、点が線になる。新年への日付の変わり目にあまり意味は無いよね。なーんて拗ねたこと言ってますが、今年の僕のテーマは「アウェイ」です。みんな、あけましておめでとう。今年もどうぞよろしくね。

そうそう、今晩23時からのNHKニッポンのジレンマ元日スペシャルに出ていますので、お暇な方はぜひ。「これからの日本のカタチ」について討論しています。カットされてなきゃいいけど笑。… READ MORE

dropout

” 家入一真氏の新プロジェクト、動画メディアの「dropout」がテスト公開初月に70万人訪問の反響 – THE BRIDGE http://t.co/kUWIxyQq5B ”

最近よくシェアされているdropout http://t.co/tN7G91EJv6 、実は僕らがやってましたよ、という発表でした。まあ気づいてた方も多いかとは思いますが。立ち上げて一ヶ月未満で100万PVを達成、これからは他ジャンルも含めがんがん展開していきます。

一般的なメディアが希望を謳うのに対して、dropout http://t.co/tN7G91EJv6 … READ MORE

35歳になりました。

という訳で35歳になりました。リアルでもネットでも、たくさんの方々にお祝いしていただけて本当に感謝感謝です。一人一人にお礼をちゃんと言えずに申し訳ない。

クリスマスも誕生日もお年玉も全部一緒にされがちなこの時期に産まれたことを恨むこともありましたが、あまり過去を振り返る事のない僕にとって、こうやって誕生日という機会にこの一年を振り返ることが出来るのもまあ悪くないな、とも思います。

思えば僕の人生は5年単位で何かしら節目になるような出来事があったように思います。15歳あたりで家に引きこもり不登校、画家を目指し油画を描くも紆余曲折あり20歳でpaperboy&co.を起業、25歳でGMOグループにジョイン、29歳で上場、30歳でペパボを離脱、カフェを立ち上げ。スタートアップ投資をしながら、この5年はCAMPFIRE、Liverty、リバ邸、BASEなどを立ち上げたりしてきました。… READ MORE

骨を呑む

遺骨のカケラを飲み込むの、普通じゃないとか今日知った笑。道理で葬儀屋の人引いてた訳だ…。そりゃ糞で出ちゃうけどさ、体の一部になるじゃんね。

自分の生きてる意味なんて、死んだ後にしかわからない。生きてれば辛い事なんてたくさんあるけれど、それを意味あるものに出来るか出来ないかは、生きてる間に自分がどう動くかだから。同様に、身近な人の死も、結局のところ死んだ後にしかわからない。いなくなって初めてありがたみを知る。悲しいけど

ゴッホの評価が死後に上がった様に、生きてる間の価値なんて、結局のところ意味が無い。そういう意味で死ぬタイミングみたいなものはあるのだなあとは思う。坂本龍馬が、尾崎豊が、ジェームズディーンが、リバーフェニックスが早死にした様に。有名無名に関わらず、それぞれにそれぞれの死の意味がある… READ MORE

放射能を恐れ家族で遠くに避難するということ。社会との接続を断ち自然と共に暮らすということ。被災地の食材を食べないということ。まだそこに住む被災者の存在を無視し放射能の恐怖を煽ること。個人レベルでの逃避行動は否定出来ないが、それは結局社会との決別を意味するのではないか。

遠隔地に越すことで放射能から家族を守ること。現代文明を否定し自然と共に暮らすこと。その選択が正しいのか正しくないのか僕にはわからないが、自分を社会から切り離して生きて行けるのか。根本から見直すべき問題があるんじゃないか。震災後あれだけ皆が言ってた「絆」を断ち切る行為なんじゃ無いか。

自分を社会から切り離し、遠くに逃げた先から「被災地の食材は食べるな」「福島は隔離しろ」「奇形児が産まれる」なんて煽る行為は、この危機的な状況にある日本の中で、あまりにも自分のことしか考えていない様にも見える。もっと根本的に、日本や社会を変える視点で生き方を考えるべきなんじゃないか。… READ MORE

起業したいなら哲学を

起業をしたい子には、ビジネス本では無く、宗教や哲学本をお勧めするなあ。経営は結局のところ、他人や自分の心とどう向き合うか、が大半だから。宗教は最古の組織体でもある訳だしね。後は社会学本もお勧めかな。起業とは、社会や時代という大きな物語の中に、自分の物語を重ねることだから。

哲学や宗教本には別に答えなんて何も書いてないよ。何かやりたいけど何をしたら良いのかわからない、なんて子は、自分自身の物語が欠如していると思う。自分が起業などしなくても回るこの世の中で、あえて何かをやる意味や自分とは何かを考え物語を再構築する。そして宗教ではなく自身の物語を信仰する。

かつて宗教を信仰し信仰対象を絶対化することで、人は死や悩みや理不尽な事を相対化させ乗り越えてきた訳だけど、起業とは自身の物語にそれを求めることなんだと思う。即ち、コンプレックスや過去の辛い出来事を自分の物語の中で相対化させることで、その人だからこそやる意義のある事業が生まれる。… READ MORE

見えない編み目にフックをかける

この前の人生相談で苫野さんが「何をやればいいのかわからない、という子にはまず台所の掃除を勧める」と言っていたのが面白かった。この世の中には目に見えない網が無数に張り巡らされていて、何がフックになって引っかかるかわからない。掃除から何かが繋がり、やるべきことが見つかるかも知れない。

「何かをしたいけど何をしていいのかわからない」なんて子は多い。そんな子に僕がよくアドバイスする、「身近な半径数メートルにいる人の喜ぶことをやってみな、そこから次に繋がることがあるかもしれない。最悪何にもならなくても、その人の笑顔が見れるだけハッピーじゃん」と言うものにも似ている。… READ MORE

【イベント】早稲田祭講演 西村博之 x 家入一真「日本炎上」

本日の早稲田祭、元2ちゃんねる管理人・西村博之さんとのトークイベント「日本炎上」詳細はこちら。普段は僕がイベントに遅刻したりドタキャンする側だけど、ひろゆきさん来てくれるかなあ笑

詳細はこちら http://www.waseda-links.com/linksevent2013/

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講演終わりました!ゆるーい感じで楽しかったな。Twitterを見る限り評判も良かったみたいで。ひろゆきさん、来てくれたみんな、企画してくれた早稲田LINKSのみんなありがとうー。連絡したい子はFBやtwitter、SMSでくださいー。 それにしても立ち見も出るほどの大盛況であった。入れなかったみんなごめん!… READ MORE

【メディア掲載】僕が「起業」について話したい理由。

Web文芸誌マトグロッソにインタビューが掲載されました。

僕が「起業」について話したい理由。 http://matogrosso.jp/kigyou/kigyou-01.html

最新刊『15歳から、社長になれる。 ぼくらの時代の起業入門』で、 はじめてご自身の専門である「起業」について本を書かれた家入さん。 「実際に起業してもいいし、しなくてもいい。 でも『起業って何か』くらいは、全員が知っておいたほうが絶対にいい。」 そう話す家入さんに、本書出版にあたっての思いを担当編集者があらためてお伺いしました。

ぜひご覧ください。… READ MORE

理不尽な感情の波

僕もニート時期が長かったからわかるんだけど、何もすることも無く、例えしたいことがあっても家を出ることすら出来ないのって意外に辛いんだよね。そんな時は変に抗わずに「今はそういう時期なんだ」と休憩だと割り切って自分を受け入れる。本読んだり映画みたりね。人生、そんな時期があってもいいよ。

そうするとまたムズムズして外に出てみたくなってくる。どんな人間でも躁鬱はあるよね。鬱や引きこもりを無理に抑え込もうとするから死にたくなってしまう。むしろその波と上手く付き合う。そのうち、そろそろ落ちそうだな、とか自分でもわかってくるから。そうしたら少なくとも準備は出来るよね笑。… READ MORE

恥の目

僕の周りには何故か、育った環境に難があったりイジメにあってたり童貞だったり強烈な失敗体験を持つような、コンプレックスの固まりみたいな子が多い。最近わかったんだけど、そういった子たちは目に恥の感情を漂わせるんだよね。そして、どうも僕にはそれを見抜く才能が同類としてあるみたい笑。

僕が”ダメな子”と呼ぶそういった子たちが、そのコンプレックスを武器に戦おうとするからそこにストーリーが生まれる。それは別に起業でも表現活動でも何でもいい、コンプレックスなどの”負”がでかければでかいほど、反転した時に超ヤバい武器になる。… READ MORE

0円採用

今回僕がやっている様な給与0円採用はやりすぎだとしても、給与額だけで人材を集めようとしてもGREEやモバゲーの提示額には敵う訳がない。それなら軸をずらして、給与以外のメリット、やりがいや意義みたいなものを提示して募集するしか無いよね。そこにメリットを感じる方のみ応募してね、と。

人が集まらない、とただ愚痴ってる会社が多いけど、給与以外のメリットを何も提示出来てないだけなんだな。極端な事を言うと人はメリットを感じないと動かない。給与も低い、意義も感じられない、そんな会社に誰も応募しない。会社の物語を語って、その物語のいち登場人物になりたいと思わせなきゃ。

先日の給与0円採用、数十件も応募が来ている。学生、ニート、社会人、休職中、いろんな子が応募してくれてるけど、みんな何かやりたくてウズウズしてるんだな。ちゃんと返信するのでしばしお待ちを。みんなと会いたい。… READ MORE

嫌われてもいい

みんなに好かれようと努力することはとっくの昔にやめた。好かれようとするから、好かれない時に絶望する。嫌われてもしようが無いや、くらいの態度で生きると楽。好かれないのを前提に、自分の好き嫌いを表明する。あなたはわたしの事を嫌いかも知れませんが、わたしはあなたの事が好きですよ。と。

人に嫌われないか常に不安で、と言う子に会った。人は他人に好かれたがったり理解されたがるけど、そこに過剰に期待するから不安になるし、理想通りに行かない時に絶望するんだよ。大事なのは相手がどう思うかじゃなく、自分がどういう態度を示すか。相手が嫌ってても自分が好きならそれを伝えたらいい。… READ MORE

夢なんて見なくていい

Livertyから続々と20代前半の起業家が生まれてるなあ。色んな説はあると思うけど、歳をとればとるほど体力も落ちるし親や妻子など背負うものも増えてくから失敗のダメージが少ないうちにチャレンジすべきだと思う。学歴とか社会経験とかすっ飛ばしちゃって。

まずは経験を積んでから、とか、人脈を作ってから、とかって考え方嫌いなんだよね。やりたい事が見つかってるなら後はどれだけ早くやるか、しかない。世界中で頭のいい人たちが寝ずに同じ様な事をやろうとしている中で、ダメな僕らはいち早く動き回るしか無いんだよな。経験も人脈も後からついて来るよ。

新卒で入って本業を頑張って実績を出したところで、上のお偉いおじさん達が会社にしがみついてる限り昇級も昇進も見込めない時代にどうサバイブするかって話だと思うよ。明日も会社がある保証が無い中で、どう生きてくか。死なないためには働きながら色んな顔を作るしかない。… READ MORE

渋家

昨日ラジオに出てくれた齋藤桂太さんが率いる渋家。渋家はシェアハウスの枠を飛び越えて、今後のアートの文脈の中で一端を担う存在になっていくのだろうな。まあ、もはやアートも軽やかに飛び越えてる感はあるけど笑。

「ありとあらゆる物事の境界線が曖昧になっていく」と僕はよく言ってるけど、例えば渋家は仕事も遊びも、そして生活ですら境界があいまいになっている。遊び場であり仕事場であり、クラブであり舞台でもあり、そして拡張された家族の居間でもある。面白い。

渋家には30人ほど(!)住んでいるらしいが、彼らは居間で飯を食いながら探偵ナイトスクープを見てゲラゲラ笑ってたりするらしい。これはもはや家族以外の何者でも無いだろう。実家よりくつろげる居場所がそこにある。血の繋がりを越えて擬似家族、拡張家族を作る動きは渋家でもリバ邸でも感じる。… READ MORE